2021/08/13
大和証券投資信託委託が2016年9月8日に低コスト投信「iFree」シリーズを発売することになりました。
今日の日経新聞でも報道され、大和投信からプレスリリースも発表されました。
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最低コストのシリーズに
今回の発表で、大和投信の「iFree」シリーズの12本がどの資産クラスでも最低コストのインデックスファンドになりそうです。
現在、DIAMのたわらノーロードシリーズとニッセイの購入・換金手数料なしシリーズが低コストのインデックスファンドを揃えていますが、今回の発表で大和投信の「iFree」シリーズが大きなライバルになります。
アウター・ガイさんがいち早く速報で伝え、kenzさんやとよぴ〜さんが要領よくその特徴をまとめています。12本の内容はぜひリンク先で確認してください。
注目は「iFree8資産バランス」
なかでも個人的に注目だと思ったのは、「iFree8資産バランス」です。
「iFree8資産バランス」は、8資産均等のバランス型投信です。これ一本で8つの資産クラスに均等に投資してくれます。
このファンドも低コストを実現していますが、それはファミリーファンド方式を採用しているからです。
これ一本で8つの資産に国際分散投資が可能です。各資産クラスの代表的な指数に連動しています。
ただし、新興国株式クラスは「FTSE RAFIエマージングインデックス(円換算)」とあります。よく使われている指数である「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」ではない点に注意が必要です。
そして驚きは信託報酬です。
8つの資産に均等に分散してくれて、信託報酬は年0.2376%(税込)です。
2017年10月の改定により、ファンド立ち上げ時の0.2484%から0.2376%へと信託報酬引き下げを実現しています。
人気のeMAXISバランス(8資産均等型)が信託報酬0.54%(税込)ですので、これまでの投資信託の約半分の超低コストで運用することができます。
かなり思い切った戦略的な価格設定だと思います。
バランス型投信ならリバランスも不要ですし、この低コストなら、もしかしたら下手に個別に組み合わせるよりも、これ一本のほうが低コストになるかもしれません。
個人的には、「iFree8資産バランス」が一番インパクトのある内容でした。
「iFree」シリーズは資産形成の選択肢
「iFree」シリーズを買えるのは、今のところ主要ネット証券4社ほか、「つみたてNISA」で展開する証券・銀行各社です。
コストはリターンに大きく影響します。
積立投資で資産形成をするなら、「iFree」シリーズは資産形成の有力な選択肢になりそうです。
以上、大和投信が「iFree」シリーズ発表、注目は「iFree8資産バランス」…という話題でした。
参考リンク:
新興国株式クラスの「FTSE RAFIエマージングインデックス(円換算)」という指数はスマートベータと呼ばれる指数です。こちらの記事を参考にしてください。
SBI証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)に「iFree8資産バランス」が追加されました。積立投資をバランス型投信1本ではじめるなら所得税控除と非課税枠の活用を検討したいですね。
バランス型投信1つでシンプルに投資をすることは賢い選択肢のひとつです。複雑にしたからといって成果が上がるとは限らないところがインデックスファンドのおもしろいところです。
個人投資家とプロに支持されるバランス型投信についてはこちらを参考にしてください。