2021/08/13
英国の欧州連合(EU)離脱問題を巡る混乱からリスク回避の動きが世界中に波及しています。
英国の国民投票の前後に、市場は敏感に反応することが予想されています。投資家の不安をあおる報道も続いています。
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英国の国民投票前後で市場は敏感に反応する
報道では、英国がEUから離脱すれば金融市場が混乱し、一気に円高・株安が進むリスクがあるといわれています。
その一方で、EU残留となれば、株価が大きく調整した分、値を戻す動きも大きくなるという報道もあります。
どちらにせよ、英国の国民投票の前後に、市場は敏感に反応する可能性が高くなっています。
為替相場も上下に大きく変動する
また、為替相場も上下に大きく変動する可能性も指摘されています。英ポンド相場が急変動する可能性もあり、そうなるとさまざまなところに影響がでてきます。
楽天証券からも注意喚起のメールが届いていました。FXなどをしている人は、英国の国民投票を前に大儲けをする人もいれば、大損をする人もでてくる可能性もあります。
投資手法によっては対策が必要なのかもしれません。
インデックス投資をしている人はどうする?
このような事態を前にして、インデックス投資をしている人はどうするのがいいのでしょうか。
結論からいうと、基本的に何もしないのが正解だと思います。私はいつも通りに、平穏に積立投資を続けたいと思っています。
こうした事態を受けて不安になる人もいると思いますし、現在でも含み損を抱えていてあまり気分がよくない人もいると思います。
しかし、仮に今回の出来事で評価額が下がったとしても、投資信託を売らないかぎり損は確定しません。
下落が進めば、むしろ投資信託を安く購入できるチャンスです。大きく下がった場合には追加購入するという選択肢もあります。
今回の出来事はいい経験になる
今回の英国の国民投票で何か起こるでしょうか。私には予想できませんが、今回の出来事はインデックス投資の初心者にはひとつのいい経験になると思います。
イギリスでは、6月21日に1万人を集めてのテレビ討論会が開催されます。国民投票の結果は、日本時間で6月24日(金)の午後に大勢が判明します。報道も加熱することが予想されます。
【英国の国民投票】
- 投票開始から締切りまで(6月24日午前3時~午前9時)
- 開票結果公表前後(6月24日午後3時前後)
※どちらも日本時間
投資の最大の敵は、自分自身の感情です。絶対にやってはいけないことは、不安な気持ちのままに投資信託を売ることです。
長期、分散、低コストの基本をおさえていれば、不安な気持ちになる必要はありません。淡々といつも通りに対応するのが一番だと思います。
参考リンク:
投資の敵は自分自身の感情です。それを知ることが大事です。
金融危機を想定しておくと違ってきます。下落相場で損をするとはかぎらないのが、積立投資のおもしろいところです。
なぜ個人投資家は残念な売り方をしてしまうのか。知っておくだけでも、違いがでてきます。