2021/08/13
今日の日経新聞の記事で、アメリカの伝統的な資産配分について言及するコメントがあり、特にその部分に興味を持ちました。
アメリカではどうやってアセットアロケーションを決めているのでしょうか。
今日はその点について紹介したいと思います。
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アメリカの伝統は株式60%+債券40%?
日経新聞の記事で、アメリカでは伝統的に株式60%+債券40%が目安とされていると紹介しています。
ニッセイ基礎研究所の徳島勝幸・主席研究員は「欧米では伝統的に株式60%、債券40%のシックスティ・フォーティが目安とされる」と話す。もちろん債券も価格が下がるリスクはあるが、個人投資家が満期まで保有するつもりで買った債券なら、保有期間中の含み損を過度に気にする必要はないと話す専門家は多い。
なるほど、googleで「60% stocks 40% bonds」と検索してみると、たしかにいくつものサイトで伝統的なアセットアロケーションだと説明されています。
よく使われている説明のようです。そうなんですね。今回初めて知りました。
でも株式60%+債券40%はもう古い?
そして、検索していたら2015年のUSA TODAYにこんな記事がでていました。
「株式60%+債券40%のポートフォリオは2016年には時代遅れ」だといいます。
どうやら長生きがリスクになっていて、歴史的な低金利も要因となって、株式60%+債券40%は見直したほうがいいということのようです。
2016年にどうすればいいのか
そして、USA TODAYのこの記事がおもしろいのは、伝統的な資産配分を見直しを提案しているところです。
図にあるように、年齢毎に資産配分を変更するモデルが提案されています。10年毎に株式比率を少なくしていくわけですが、70歳でもかなりの株式比率になっています。かなりのリスクのアセットアロケーションです。
そしてこの記事では、アメリカ株にだけ投資するのでは十分ではなく世界に分散投資をすることも推奨しています。
ちなみにこの提案は、アメリカのアドバイスサービスであるRebalance IRAによるものだそうです。
自分にあった資産配分を
今日わかったことは、「株式60%+債券40%」がアメリカの伝統的なアセットアロケーションの考え方だということです。
そして、昨今の環境変化で、アメリカでは伝統的な考え方を見直す議論がされているということもわかりました。それはそれでおもしろかったです。
株式比率は人によって落ち着くポジションは異なります。自分のなかでは落ち着きがいい割合にするのがいいと思います。
以上、アメリカではどうやってアセットアロケーションを決めているのか?…という話題でした。