2021/08/13
親になると、子どもには幸せな人生を歩んでほしいと思うものです。
そうは思っていても、子どもの育て方はこれでいいのだろうかと迷いが生じることもあります。自分には3歳の息子がいますが、家庭での子育てについて、これでいいのだろうかと考えることもあります。
本の帯には、「ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる」、「超具体的な55の方法」と書かれています。読みながら大事だと思ったことをまとめました。
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「一流の育て方」から学んだ5つのポイント
いくつも大切なことが書かれていましたが、個人的に学んだことを5つにまとめてみました。
子どもに自分で決めさせる
子どもの主体性や自主性を伸ばすには、子どもに自分で決めさせることが重要です。親の役割は、子どもを大胆に信じ、決定権を広く認めていくことだというのが本書のメッセージです。
たどり着きたくもないゴールに向けて自主的に努力する子どもはいません。子どもに目標を設定させるように促したうえで、こどもを「言い出しっぺ」にすることが、子どもの主体性を育てることにつながります。
「自分の考えは何か」、「自分は何をすべきか」を自分で決める習慣が、主体性や自主性を育むことになります。
親は方向性をアドバイスする
子どもに自分で決めさせるといっても、なんでも子どもが自由にしていいということではありません。親の役割はアドバイスをして、子どもを良き方向に導くことが重要であることを本書は指摘します。
たとえば、子どもに「読みたい本」を選ばせるといっても、「読みたい本」が全部マンガでいいかというと、それは違うように思います。
親は、子どもの好奇心を伸ばすサポーターです。小さいことから自信をつけさせ、応援してあげることも大事です。
人と違っていてもいいと教える
社会に強い「同調圧力」があるように思います。日々の暮らしのなかでも、子どもを一定の方向のみにしか許容しない「同調圧力」をときどき感じることがあります。
自分で伸びていく子どもにするには、「同調圧力」に負けない子育てをすることだといいます。
親は、「他人と違うことを恐れないこと」を伝え、「皆が間違っていることもある」という可能性を示してあげるといいといいます。
子どもは親をみて育つ
子どもは親の言うことは聞きませんが、親のすることは真似します。たとえば、親が本を読んでいれば、子どもも必ず本を読むようになります。
「努力しない親の子は努力できない」という本書のフレーズは、親にはかなり厳しい一言です。笑
ですが、その通りだとも思いました。親が背中で子どもを導いてあげる必要があります。
幼少期の体験がその後に影響する
幼少期の学習習慣は、子どもの人生を通じて大きな影響を及ぼします。学習習慣を身につけるタイミングとしては、幼少期がどの時期よりもたやすいと書かれています。
子どもの興味関心にそって読書の体験をさせる、いろんな経験をさせる、世界を意識させるというのは、幼少期の頃からはじめていいことです。子どもの頑張ったという体験は、その子の秘めた力になります。
ちなみに、うちの家庭ではスマホやタブレットを子どもに使わせることをしばらく前からやめました。タブレットに夢中になりすぎて、言葉を話さないし、怒りやすくなるしで、いいことがありませんでした。
大事なのは、そこでの親の行動だと思います。我が家では、子どもの前ではスマホやタブレットを極力やらないようにしています。
子どもの姿は「家庭の鏡」
この本は、”親の教科書”ともいえる一冊です。子どもに愛を注げば子どもは正しく育つというのが、本書の重要なメッセージです。
日々の子育ては、正直にいって大変です。それでも、親が子どもと向き合えば、子どもはいい方向に成長してくれることを示してくれています。
子どもの姿は、その「家庭の鏡」だということを気づかせる一冊でした。
以上、「一流の育て方」という名の”親の教科書”がある…という話題でした。