2021/08/13
多くの人が先進国株式クラスのインデックスファンドを利用していると思います。
ふとMSCIコクサイ・インデックスの過去のチャートを眺めた機会がほとんどないことに気づきました。
そこで、MSCIコクサイ・インデックスのチャートをご紹介します。
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MSCIコクサイ・インデックスとは
MSCIコクサイ(MSCI KOKUSAI)とは、MSCI指数の一つで、日本を除く世界の主要国(先進国)の株式を対象とした株価指数のことです。
日本を除く22の先進国の上場企業で構成され、また浮動株ベースの時価総額加重平均方式で算出されています。
現在の国内の低コストインデックスファンドは下記のものです。
商品名 | 委託会社 | 信託報酬 |
---|---|---|
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 三菱UFJ国際投信 | 0.09889% |
たわらノーロード先進国株式 | アセットマネジメントOne | 0.09889% |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | ニッセイアセットマネジメント | 0.1023% |
iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし) | 大和証券投資信託委託 | 0.209% |
「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」がコスト競争で一歩リードしている状況です。
MSCIコクサイの構成国・地域
MSCIコクサイの構成国は下記の22カ国です。
米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、アイルランド、オーストリア、オランダ、スイス、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、ベルギー、ポルトガル、香港、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランド、イスラエル
まさに、日本を除いた先進主要国が組み入れられています。
MSCIコクサイのチャート
MSCIコクサイのチャートは、MSCI社のホームページに掲載されています。
詳しいことはリンク先でみることができます。
2003年3月から2018年3月まで、15年パフォーマンスです。
同じグラフにMSCI KOKUSAIのほかに、MSCI World、MSCI ACWI IMIが掲載されています。
リーマンショックの2008年のときは下がりましたが、長期的には上昇傾向です。
過去のパフォーマンス
過去のパフォーマンスです。
10年で6.73%のリターン、1994年以来は8.85%のリターンとなっています。
毎年のリターンの状況です。プラスの年もあればマイナスの年もあります。
昨年の2017年は好調の年だったことがわかります。ちなみに、2008年は-41.55%です。
現在の構成国と組入比率
現在の構成国です。
アメリカが65.48%です。
セクターとしては金融と情報テクノロジーの比率が相対的に大きめになっています。
1328社の組み入れとなっています。
先進国株式に連動するMSCIコクサイですが、アメリカの企業が上位を独占しています。
現時点ではAppleが一番大きな組み入れになっています。アメリカを代表するオールスターの顔ぶれです。
メンテナンスフリーの利便性
インデックスファンドというのは、指数の構成が定期的に見直されて、メンテナンスされながら続いていくものです。
MSCIコクサイの場合は、2月、5月、8月、11月に組み入れの見なおしが行われ、企業や各国の盛衰を定期的に反映させながら継続していきます。
指数自体が組み入れの見なおしを行い、その指数に基づいて運用会社が適切な連動を目指しているわけですね。
個人投資家にとっては、まさにメンテナンスフリーです。
この利便性を味方につけて資産形成をしていきたいですね。
以上、MSCIコクサイのチャートと構成国・組入比率…という話題でした。
参考リンク:
MSCIコクサイとS&P500の成績の違いについてです。過去の成績はひとつの目安になります。
アメリカだけに投資をするか、それとも世界に投資するかは人それぞれですね。私は国際分散投資でリターンを求めたいと考えています。
2050年の世界予想です。30年以上先の未来予想で当たるかどうかわかりませんが、参考にはなります。