2021/08/13
聖路加国際病院名誉院長の日野原重明先生の訃報に接しました。
105歳で亡くなられたそうです。著書を好んで読んでいました。
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生涯現役を貫く
100歳を超えても現役の医師として「生涯現役」を貫いた方です。
予防医療の「人間ドック」を考え出し、「成人病」と呼ばれていた病気を、もっと行動的、自発的な病名にすべきという考え方から、「生活習慣病」という名前を提唱したのも日野原先生でした。
「新老人の会」などで、日野原重明先生の考えに影響を受けた方も多いのではないでしょうか。
私は医学部出身でもありませんし、「新老人の会」に所属するような年齢にもいっていません。ですが、著書で大いに影響を受けていたのでした。
日野原重明先生の名言
最初に出会った一冊は「生きるのが楽しくなる15の習慣」でした。
自分のなかでは思い出深い本です。
人生、つらいときもあります。出張先で晴れない気分でいたときに、ふと出張先の空港の書店で目にとまったのでした。
これを読んで、心も体も自分の気持ち次第で変えられるということを学びました。
この本の最後の章にある言葉をご紹介します。「今どうするべきか」を考える習慣が大事だといいます。
鳥は飛び方を変えることはできない。
動物は、這いかた、走り方を変えることはできない。
しかし、人間は、生き方を変えることができる。
繰り返す毎日の行動を変えることにより、
新しい習慣形成により、
新しい習慣の選択を人間は決意できる。
人間には選択の自由がある。
そして、意志と努力により、
新しい自己を形成することができる。
それは、人間と動物とを根本的に区別するものといえよう。
そして、こう続けます。
習慣と上手につきあい、体と心の可能性を最大限に生かしながら大切に育てることが、与えられた人生を豊かに、そして楽しく生ききる術ではないかと思います。
人間には選択の自由があります。
体だけではありません。心の健康も自分の選択次第だということを、この本で教わったのでした。
習慣が人をつくる
積立投資のブログを日々綴っていながら言うのもおかしいかもしれませんが、人はお金だけでは幸せにはなれません。
お金は大事ですが、お金だけではないのです。
習慣が人をつくる、まさに人の生き方を教えてくれる方でした。
日野原重明先生のご冥福を心からお祈りいたします。