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日本一やさしい投資信託の教科書。—『1000円からはじめる!お金の増やし方』(大江英樹著)

time 更新日:  time 公開日:2017/05/23
日本一やさしい投資信託の教科書。—『1000円からはじめる!お金の増やし方』(大江英樹著)

本書は帯の部分にあるように「日本一やさしい投資信託の教科書」を目指した本になります。

文字通り、日本一やさしい投資の本になっています。

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著者の大江英樹さんとは

著者の大江英樹さんは、大手証券会社で25年に亘り、個人の資産運用業務に従事した後、確定拠出年金の投資教育等の業務に関わってきた方です。

現在は経済コラムニストとして、書籍の執筆、各地でのFP向け研修や投資家向けの講演などで活躍されています。

最近の著書である「はじめての確定拠出年金投資」、「マイナス金利でも、お金はちゃんと増やせます。」を読んで、私はファンになりました。

本書の特徴

本書の提案は極めてシンプルになっています。

バランス型投信1つで積立投資していく

これが本書の提案です。

証券会社に口座を開いて、バランス型投信1つを選んで積み立てをすればいいだけです。投資信託も具体的に名前付きで紹介されていますので、それから選んではじめればいいだけです。

その提案にいくための目次の構成はこうなっています。

第1章 なぜ貯金だけじゃいけないの?

第2章 はじめてみよう!楽ちん投資

第3章 これだけは知っておこう!気をつけるべきこと

第4章 著者おススメの金融商品と商品ガイド

シンプルで間違いのない投資法が、わかりやすく書かれています。

著者の力量がわかる

地味に私は「初心者向けの本」が好きです。

初心者向けの本のほうが、本を書いた人の力量がはっきりわかるんですよね。その人の力量そのものが見えるので、その技量に感心したり、技を盗んだりするのが、案外好きだったりします。

やさしい本を適切に書くというのは、書くほうにとっては、思った以上に難しいお題なのです。

「どうやってはじめての人を投資に導くのだろう」という興味関心で、一気に楽しみました。もちろん、投資の勉強にもなりますので、一石二鳥です。

わずか127頁の本ですが、著者の力量がわかる本です。投資がはじめての人向けによくまとまっていると思います。

最後にある一言が大事

そして、「終わりに」にある一言が大事だと思いました。

投資の本質は「未来を信じて、それに希望を託すこと」

いい言葉です。私はここに著者の力量を感じました。

主にコンビニで販売される本だといいます。

かんたんすぎて物足りないくらいに感じますが、本書はそれでいいのです。

投資がはじめてでかんたんな本がほしい…そういう方がきっかけにするために最適な一冊になっています。

 

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プロフィール

なるたく

なるたく

40代会社員です。2012年からインデックスファンドで積立投資を続けています。「はじめての人にもわかりやすく」をモットーに、シンプルな積立投資の方法と経験を書くことで誰かのお役に立てないかと思い、ブログをはじめました。札幌市在住。



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