2021/08/13
「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」の純資産残高が2019年7月8日に500億円を突破しました。
「eMAXIS Slim」シリーズは“受益者還元型”の信託報酬率を採用しています。ですので、純資産の一部については低い信託報酬率が適用されます。
受益者には嬉しいニュースです。
sponsored link
目次をタップすると見出しにとびます
「eMAXIS Slim」シリーズは“受益者還元型”
「eMAXIS Slim」シリーズは“受益者還元型”の信託報酬を採用しています。
この“受益者還元型”の信託報酬というのは、一定の純資産を超過した部分の信託報酬率を段階的に引き下げるというものです。
純資産残高が500億円を超えた今回、プレスリリースがでています。
グラフをみてもらうとわかりやすいです。
「eMAXIS Slim」シリーズは、500億円を超えた部分と、1,000億円を超えた部分に“受益者還元型”の信託報酬が適用されます。
現状の信託報酬が0.0999%(税込)ですが、500億円以上の部分の信託報酬率については、それよりも低い0.0949%(税抜)が適用されます。
グラフをみるとよくわかりますが、500億円を超えた部分だけが下がるので、少しずつ信託報酬が下がっていくことになります。
この信託報酬は全ての受益者に適用されます。
ですので、「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」を保有している人全員が恩恵を受けることになります。
私も「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」を積立しているので嬉しいです。
サステイナブル(維持可能)なビジネスモデル
なぜこのような“受益者還元型”の信託報酬を採用しているのかというと、その趣旨がはっきりわかるのが次の文章です。
「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」は、お客様のご支持とご期待に応える魅力的な商品をご提供し続けるとともに、サステイナブル(維持可能)なビジネスモデルの実現を両立させる一つの答えとして、2016年6月に“受益者還元型”の信託報酬率を導入しています。これは、当シリーズ内の各ファンドにて、一定の純資産を超過した部分の信託報酬率を段階的に引き下げるもので、全ての受益者に適用されるものであり、お客さまの長期・資産形成をサポートさせていただける仕組みだと考えています。
https://www.asahi.com/and_M/pressrelease/pre_3763114/
三菱UFJ国際投信は「サステイナブル(維持可能)なビジネスモデル」を目指しているからです。
純資産が増えれば会社としても収入が増えますので、収入が増えた部分については受益者に還元する、するとその仕組みに賛同する人が増えてさらに純資産が増える…この繰り返しが「サステイナブル(維持可能)なビジネスモデル」ということです。
素晴らしいアイディアですね。
投資信託も「サステイナブル(維持可能)なビジネスモデル」というコンセプトが、これからのスタンダードになるかもしれません。
「eMAXIS Slim」シリーズは、最低水準の信託報酬を維持するコンセプトです。
「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」は、信託報酬の競争のなかで順調に最低水準を維持しています。
これをみると、2017年は0.2%の信託報酬だったのが、この2年で半分の手数料になったことがわかります。
このシリーズを購入していれば、最低水準の手数料が維持されるというのは大きな強みになります。
純資産が増えて嬉しい「eMAXIS Slim」シリーズ
“受益者還元型”の信託報酬を採用しているインデックスファンドは、現状では三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim」シリーズだけだと思います。
500億円を超えるのはもっと先だと思っていましたので、個人的には、思ったよりも早い達成だと感じました。
純資産が増えて嬉しい仕組みですので、「eMAXIS Slim」シリーズはより加速していくかもしれませんね。
「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」を購入している1人として、私も喜びたいと思います。
以上、「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」の純資産残高が500億円突破!“受益者還元型”の信託報酬率が適用!…という話題でした。
参考リンク:
三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim」シリーズは、2017年2月に登場しました。ライバル各社に連動して信託報酬を業界最低水準を目指し続ける点に特徴があります。すっかり定着しましたね。
信託報酬によって資産の増え方に大差がつきます。個人投資家はコストに着目しましょう。
「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」が購入できるのはネット証券13社です。資産形成をするなら、ネット証券を利用するのが必須の条件になると思います。