2021/08/13
投資家にとって最大の敵とは、何だと思いますか?
長く続けている投資経験者はよく知っていることですが、投資をはじめたばかりの人は知らない人も多いかもしれません。
投資がはじめての人に、特に知ってほしい名言をご紹介します。
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ベンジャミン・グレアムの名言
今日ご紹介しようと思ったのは、ベンジャミン・グレアムの名言です。
「バリュー投資の父」「ウォール・ストリートの最長老」と呼ばれるベンジャミン・グレアムの名言があります。
投資家にとって最大の問題であり、最大の敵でさえあるのは、自分自身であることが多い。
—ベンジャミン・グレアム
そうです。投資家にとって最大の敵は、自分自身なのです。
自分自身の感情をコントロールするのが苦手だと思う人も、なかにはいると思います。
感情をコントロールすることが苦手だと思うならば、インデックスファンドを使った積立投資には、もしかしたら向いていないかもしれません。
投資をしないという選択肢もあると思います。
インデックスファンドを使って広く分散投資をして、ドルコスト平均法で毎月買い続けていれば、かなりの確率で投資がうまくいく可能性は高いわけですが、それでも最後の敵がいます。
それが自分自身の感情なのです。
長期の積立投資では、自分自身をコントロールする力が必要とされます。
上昇相場に試される
そして、投資では上昇相場にも試されます。こんな行動をしている方はいないでしょうか。
- 集中投資をしてしまう
- 直近の業績のみで銘柄を選んでしまう
- マーケットの過熱時に買い増ししてしまう
今、多くの雑誌で株が特集されていますし、株を買っている人も多い印象があります。
直近の業績だけで選んだ個別株をいくつか保有するだけで、この上昇相場で買い増している人はいないでしょうか。失敗するのも投資の醍醐味ですが、私にはリスクが高すぎるように感じます。
投資はどこまでも自己責任です。それぞれが経験を積んでいくしかありません。
下落相場にも試される
そして下落相場にも試されます。
投資というのは、人と同じことをやっていてはうまくいきません。多くの人と逆のことをする必要があります。
特に下落相場です。
積立投資でも、多くの人が「下落した資産を売ってしまいたい」という感情で動きます。
ですが、下落相場でやるべきことはその逆です。インデックス投資の場合、下落相場は自分自身の感情に逆らって買い続けることが必要です。
頭でわかっていても、なかなか難しいところです。ですので、自動的に仕組みで毎月買いつけるドルコスト平均法が下落相場でも有利に働きます。
自分が敵であると知ることが出発点
投資家にとって最大の問題、そして最大の敵は大抵、自分自身であり、人は感情にまかせていると常に誤る存在であることを知ることが投資の出発点です。
日本でもこうした考え方が、常識になっていくといいですね。
以上、投資家にとって最大の敵とは、自分自身である…という話題でした。
参考リンク:
安くなったときに売らないで買う…というのもおぼえておきたいところです。人と同じ行動をしていてはうまくいかないのです。
多くの個人投資家が市場平均に勝てない理由があります。インデックス投資について、このあたりを丁寧に解説した本があれば、もう少し積立投資ができる人が増えるかもしれませんね。