2021/08/13
三菱UFJ国際投信が「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」を発売しました。
新興国株式の指数に連動するインデックスファンドとしては、最安を更新することになります。
注目のインデックスファンドの登場です。
【2017年8月1日に最新情報を反映しました。】
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「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」の概要
今回もいつものように、アウターガイさんの第一報で知りました。
(速報)三菱UFJ国際投信が2017年7月31日付で、eMAXIS Slimシリーズに新興国株式を追加します。信託報酬率は税抜0.340%です。なお、本日外出のため、投資ブログ更新は夜間帯となる見通しです。
— アウターガイ (@outerguy) 2017年7月14日
ホームページにもファンド情報が掲載されています。
「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」は、「MSCI エマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース)」と連動する投資成果を目指す新興国株式のインデックスファンドです。
信託報酬は、0.3672%(税抜0.34%)以内となっています。
そして、ご覧のように、ファンドの純資産額に応じて信託報酬を引き下げる仕組みも採用しています。
信託財産留保額は設定されていません。
発売は、楽天証券、SBI証券、マネックス証券、カブドットコム証券の4社のみで、7月31日運用開始予定です。
SBI証券は8月2日から、カブドットコム証券は8月7日からの発売と記載されています。
新興国株式クラスの最安を更新
新興国株式のインデックスファンドとしては、「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」が最安を更新したということができるでしょう。
「iFree 新興国株式インデックス」が0.3672%ですが、こちらは「FTSE RAFIエマージングインデックス(円換算)」という指数を採用しています。これはファンダメンタルインデックスとよばれる指数であり、アクティブファンドに近いものです。
広く分散された「MSCI エマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース)」の指数に連動するもののほうが、新興国株式クラスのインデックスファンドとしては一般的です。
「MSCI エマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース)」に連動するこれまでの最安のインデックスファンドは、「たわらノーロード新興国株式」の0.5346%でした。
「eMAXIS Slim」シリーズは、「他社類似ファンドの運用コストに注意を払い、機動的に信託報酬を引き下げることによって、今も、そしてこれからも業界最低水準を目指し続けるインデックスファンド」として登場しています。
形式上、「iFree 新興国株式インデックス」に連動して追随したということになりますが、指数が違うのでこれまでと大きく意味が異なってきます。
「MSCI エマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース)」に連動するインデックスファンドとしては、今回、0.5346%から0.3672%と大幅に引き下げられることになります。
待望の新興国株式クラスの低コスト化
これまで新興国株式クラスは他のアセットクラスと比べると高い水準にありました。
待望の新興国株式クラスの低コスト化になります。
「eMAXIS Slim」シリーズの登場により、他社は完全に低コスト化の新商品を発売しない方向に動き、三菱UFJ国際投信だけが低コスト商品を登場させる動きになっています。
今のところ、インデックスファンドの価格決定権を三菱UFJ国際投信が完全に握っている構図になっていますね。
これまで低コスト競争を牽引してきた各社にもぜひ頑張ってほしいところです。
買えるのは今のところ4社のみ
「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」が購入できるのは、下記の4社のみです。
「eMAXIS 」シリーズは全国にある多くの金融機関で購入できますが、この「eMAXIS Slim」という新シリーズについてはネット証券4社のみの販売です。
長期投資ではわずかな手数料が収益に大きく影響します。積立投資をするならネット証券4社のいずれかを利用することが絶対条件といえそうです。
以上、最安更新の「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」が登場!…という話題でした。
参考リンク:
三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim」という新シリーズの特徴は、ライバル各社に連動して信託報酬を業界最低水準を目指し続ける点にあります。
各資産クラスでどのインデックスファンドが最安かを知りたいという方はこちらを参考にしてください。各資産クラス毎に一覧でまとめています。