2021/08/13
子どもには、学校の勉強だけではなく、生きていくための知恵も身につけてほしいところです。お金のやりくりも、生きていくための大切な知恵だと思います。
今日の日経新聞に、親子でお金のことを考えることを促す記事がありました。
「使う、ためる、増やす、ゆずる」の4つに分けると、お金の役割を子どもに伝えやすくなるといいます。
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使う、ためる、増やす、ゆずるという4つの使い道
使う
実際の支出は子どもの判断を尊重する。やり繰りを任されているという自覚を持てば責任感が養われるからだ。
お金の使い方を子どもの判断に任せるというのは大事なことだと思います。子どもが自分に任されていると自覚し、自分でお金の使い方を考えるようになるからです。
子どもの判断を尊重することで、お金の使い方を子ども自身が考えて、子どもが自分自身で改善していくプロセスを経験できると思います。
ためる
何をいつごろ欲しいのか、小遣いのうち毎月いくらためれば買えるのかを自分で考えさせる。
子どもの頃から、貯金を習慣として身につけるのはいいことだと思います。
息子は3歳ですが、子どもの通帳はメインバンクに作ってあります。お年玉などはそこに入れて、通帳にどういうお金だったのか、かんたんにメモを書いています。
いずれ、息子にも自分で貯金をして、それなりの金額のものを買う経験をさせてあげたいと思います。
子どもの頃から貯金が習慣化すれば、大人になってからも貯金が自然なことになります。
増やす
自分のお金が企業や経済に役立つことを教えるのが目的だ。例えば無理のない金額で株式に長期投資をするのがいいかもしれない。
この記事の特徴は、子どもの頃から投資の経験を積ませることの必要性を指摘していることです。
小学3年生から毎月3000円ずつコモンズ投信の「コモンズ30ファンド」を購入しているエピソードが紹介されています。
「毎月の運用リポートをみて自分で運用状況を確認するのが習慣だ」と書いてあります。すごいですね。こんな小学生がいるのかと驚きました。
ちなみに、「コモンズ30ファンド」は、国内株式に投資するアクティブファンドです。ノーロードで信託報酬は1.2420%となっています。
ゆずる
お小遣いに寄付という使い道を設ければ、子どもが社会に幅広く関心をもつ機会になる
少額でも寄付の経験をすることも大事でしょう。募金などで「ゆずる」経験をすることが「思いやり」の気持ちを育てることにつながります。
熊本の地震に自分のお小遣いから少額をだして、親子で義援金を送ることもできます。こうした経験は、子どもの心の成長を促すことにつながります。
まとめ
お金をやりくりする技術は、子どものうちから学ばせたい知恵です。
子どもの頃からお金の使い方を自分で考えさせて、経験させることが大事だと思います。そうすれば、自然と社会や経済に関心を持つようになります。
自分も小学生のときに少額のお小遣いをもらって、自分で管理する経験をさせてもらいました。思い返せば、小学校の頃から貯金をする習慣を促されていました。
息子にも適齢期になったらお小遣いをあげて、お金の使い方を自分で考えさせたいと思います。
この記事の内容は、じつは大人にも通用するものです。
「使う、ためる、増やす、ゆずる」が基本です。それらをPDCAサイクル(Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善))で経験を積んでいくことが、お金と上手に付き合う正攻法だと思います。