2021/08/13
フォーブズにウォーレン・バフェットのコラムが掲載されています。
ウォーレン・バフェットの25歳の頃のエピソードが披露されていますが、そのなかの一つに、資金は「大工にとっての道具箱」だというエピソードがありました。
なんとも良かったのでご紹介したいと思います。
sponsored link
資金は「大工にとっての道具箱」
ウォーレン・バフェットが25歳の頃の話です。オマハに戻るときに家を借りたエピソードが興味深いです。
もちろん、ウォーレン・バフェットは若くして資産を作っていました。記事によれば、1955年の終わりには12万7000ドルの資産があったといいます。
ですから、家を買うお金はあるのです。お金はあるのですが、奥さんに次のように伝えたといいます。
私は家賃が月175ドルの家を借りた。妻には「いずれ家を買いたいけれど、それだと道具箱を手放す大工と変わらないからね」と諭した。投資に使う資本を使いたくなかったのだ。
ウォーレン・バフェットは節約家だという話がありますが、目的がなくて節約しているわけではないのです。
なぜ節約をするかといえば、このエピソードでわかります。
投資家にとって資金は「大工にとっての道具箱」と同じだというのです。投資をするためには、投資をするためのお金を手元に多く残すことが重要であることがわかります。
個人投資家も同じ
これは個人投資家にとっても参考になるエピソードです。
お金は使ってこそ価値が生まれるのですが、すぐに使ってしまっては投資をする資金がなくなってしまいます。
投資の資金は「大工にとっての道具箱」なのです。
これは個人投資家にとっても、投資をするためのお金がなければ自分の資産は大きくなりません。
資産形成のためには、元手となるお金が大きいと投資でも有利に働くのです。
私も毎月の積立で少しずつ資産は大きくなっていますが、もっと大きくしたいのであればここで使ってはいけないということを確認できました。
投資の基本を、ウォーレン・バフェットが教えてくれています。
こうしたシンプルな考え方を、身につけておきたいですね。
以上、投資の資金は「大工にとっての道具箱」…という話題でした。
参考リンク:
本多静六の考え方にも、共通するものがあります。長年読み継がれている庶民のための資産形成のノウハウです。未読の方はぜひどうぞ。