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毎月の収入のうち、いくら投資や貯蓄にまわすか。

time 更新日:  time 公開日:2017/06/24
毎月の収入のうち、いくら投資や貯蓄にまわすか。

積立投資をして資産を大きくしようとするときに迷うところの1つは、毎月の収入のうちいくら投資や貯金にまわすのかという点です。

お金を増やすコツは、自動的に給与天引きすることです。

給与天引きの目安はどれくらいがいいのでしょうか。

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有名なのは本多静六の生き方

給与天引きで倹約貯蓄をして資産を築いた人として、有名なのは「私の財産告白」を書いた本多静六です。

毎月の収入のうち4分の1は天引き貯金し、臨時収入は基本的に全額貯金にするというのが、本多静六の資産形成の根幹です。

いくらでもいい、収入があったとき、容赦なくまずその4分の1を天引きにして貯金してしまう。そうして、その余の4分の3で、いっそう苦しい生活を覚悟の上で押し通すことである。

毎月の収入のうち4分の1の天引き貯金ができれば、かなりのペースでお金が増えていくことになります。

本多静六はこの方法をベースに、好況期に倹約貯蓄、不況期に投資をすることによって大きな資産を築きました。

給料の4分の1という数字は、ある意味で理想的かもしれません。

 

給料の10%からはじめる

ただ、最初から給料の4分の1を天引きするのは、かなり難しく感じると思います。

資産形成の基本は節約であることは間違いありませんが、それで日々の生活がつまらなくなったり、ストレスに感じてしまっては、将来のための資産形成は長続きしません。

もちろん、人によって貯蓄にまわせるお金は違うというのが前提になります。これから給料の天引きをはじめる人は、自分の収入や家庭の状況を勘案して、少しずつお金をより分けていくことを考えるといいでしょう。

最初の目安となる数字のひとつは、給料の10%です。私はこれくらいからはじめました。

まだ給与天引きをしていない人は、給料の10%を自動的に天引きして、残りの90%で生活をするということを、まずはトライしてみるのがいいのではないでしょうか。

その10%の毎月の貯蓄をすることで、将来の不安が小さくなり、自分のやりたいことを実現できる可能性が高まると思えば、実現できる数字だと思います。

まずは10%の給与天引きで達成できたら、合格点でしょう。

目安は15%から20%程度か

積立投資は、原資が大きければ大きいほど、時間を味方につければつけるほど、自分の資産が大きくなる投資法です。

毎月の積立額は大きいほうが、やはり自分の資産は大きくなるのです。

10%の天引きで生活できたら、15%、20%と投資と貯蓄にまわす金額を増やしてみるといいでしょう。ゲーム感覚で工夫をしてみると、案外切り詰めることができる部分があるものです。

通常、収入の15%から20%を投資や貯蓄にまわすことができれば、将来の不安を小さくして、経済的自由を実現しやすくなります。

慣れてくると楽しくなる

私も最初は10%の給与天引きも難しく感じましたが、慣れてくると楽しくなるものです。15%、20%と少しずつ比率を高めて、今では収入の4分の1を給与天引きで投資と貯蓄にまわしています。

数年やっているうちに、給料の4分の3で生活できるようになりました。ポイントは固定費の見直しです。給与天引きなら、案外楽しくお金をより分けることができます。

収入のいくらを投資や貯蓄に回せるかは、その収入額や家族構成によって大きく異なります。まずは10%の給与天引きをはじめてみるのがいいと思います。

まだはじめていない人は、ぜひトライしてみてください。案外、工夫でなんとかなると思えると、コツコツ積立を続けるのが楽しくなってきます。

以上、毎月の収入のうち、いくら投資や貯蓄にまわすか…という話題でした。

 

参考リンク:

貯金のコツは人それぞれあるかもしれませんが、自分の場合は「節約をしている」と思わないほうが貯金がうまくいっています。

 

固定費などの大きなお金をコントロールすることがポイントだと思います。投資の原資は数千円からのスタートで十分です。

 

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コメント

  • こんにちは
    お兄ちゃんは赤ちゃんがえりしていませんか?(笑)

    いつも、なるたくさんの堅実で親切な記事を読んで勉強しています。
    家計の事ですが、「推奨家計比率」というのを見つけて
    我が家はほとんどかけ離れていたので今更ながらショックでした・・

    食費20% 住居25 水光熱5 通信6 保険4 服日用品5 こずかい交際費14 その他3 貯蓄18

    なるたくさんのような堅実なご家庭の比率は皆さんこんなものでしょうか?

    by 投資おばさん €2017年6月25日 8:13 PM

  • 投資おばさん

    コメントありがとうございます。
    ご想像通りです。お兄ちゃんは赤ちゃんがえりして、最近は妹をかわいがったりいじめたりしている真っ最中です。笑
    今がちょうどかわいいところかもしれないなと思って、子育てを楽しんでいます。

    さて、さすがお詳しいですね。「推奨家計比率」という考え方は、私も何度か読んだことがあります。
    ですが、一度も自分の家計にあてはめたことはないのです。堅実なようにみえて、このあたりはずぼらです。笑
    ここ、考え方次第だと思うのです。
    「切り詰める」という発想で日々を生活するのか、それとも「事前にお金をより分けたら、後は自由にぱっと使う」という発送で日々を生活するのか。私は完全に後者です。
    今回の記事に関連して、Twitterで「20%貯めろ、残りの80%は使い切れ」という言葉を紹介してもらいました。
    今も大事だし将来も大事です。よりわけたら、固定費は最大限コントロールしたうえで、あとの残りのお金は自由に使って、あとでざっくりと検証するといった感じです。少し特殊かもしれませんね。
    たしかに「推奨家計比率」を割り出せば、そんなに特殊な家計比率ではないかもしれませんが、面倒なのでやっていません。そんな比率、自由でいいじゃないか派です。笑
    いいヒントをもらいました。ありがとうございます。今度、記事にしてみたいと思います。

    なるたく

    by loloinvestors €2017年6月25日 11:29 PM

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40代会社員です。2012年からインデックスファンドで積立投資を続けています。「はじめての人にもわかりやすく」をモットーに、シンプルな積立投資の方法と経験を書くことで誰かのお役に立てないかと思い、ブログをはじめました。札幌市在住。



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