2021/08/13
ニッセイアセットマネジメントの<購入・換金手数料なし>シリーズが5商品について信託報酬を引き下げます。
同シリーズの信託報酬引き下げは今回で3回目になります。
シリーズの価値を高める経営判断です。
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<購入・換金手数料なし>信託報酬引き下げ
今回、ニッセイアセットマネジメントは5商品を引き下げます。
プレスリリースもでています。
変更内容は下記のとおりです。
商品名 | 変更前信託報酬 | 変更後信託報酬 | 引き下げ幅 |
---|---|---|---|
<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド | 0.18% | 0.169% | -0.011 |
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド | 0.18% | 0.159% | -0.021 |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | 0.20% | 0.189% | -0.011 |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド | 0.145% | 0.139% | -0.006 |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型) | 0.340% | 0.219% | -0.121 |
左は変更前、右が変更後です。信託報酬は税抜になります。
いずれも現在の最安ファンドから少しだけリードする戦略で信託報酬が設定されています。
なお、変更日時はファンドによって異なります。外国株式、国内債券、バランスの3ファンドについては、2017年11月21日に変更になります。日経平均は2018年2月16日、TOPIXは2018年2月21日に変更予定となっています。
主要7資産でニッセイが最安へ
今回の変更により、<購入・換金手数料なし>シリーズが主要4資産(日経平均、TOPIX、先進国株式、国内債券)で最安の座を奪い返しました。
そして、先進国債券、国内REIT、海外REITも既に同率1位です。ですので、<購入・換金手数料なし>シリーズが主要7資産クラスで最安ということになります。
信託報酬引き下げの流れは、もともとはニッセイアセットマネジメントの<購入・換金手数料なし>シリーズが作ってきた流れです。今回で3回目になります。信託報酬を3回も引き下げたシリーズは、おそらく<購入・換金手数料なし>シリーズだけです。
<購入・換金手数料なし>シリーズは、今後も低コスト競争を牽引する存在になりそうです。
タイミングが絶妙
個人的な感想としては、ニッセイアセットマネジメントは信託報酬引き下げのタイミングが絶妙だということです。
毎回思うところですが、今回は、他社のシリーズが信託報酬の引き下げを実施した後、満を持して引き下げた印象です。そうすることで、しばらくは最安の座をアピールすることができます。
<購入・換金手数料なし>シリーズは当初は規模の小さなシリーズでしたが、順調に成長しているのはこうしたマーケティング戦略が功を奏しているからです。
マーケティングと宣伝のうまさは、異業種ながら勉強になります。
個人投資家にとってもいいニュースになりましたね。
以上、<購入・換金手数料なし>シリーズが3回目の信託報酬引き下げ!…という話題でした。
参考リンク:
各資産クラスでどのインデックスファンドが最安かを知りたいという方はこちらを参考にしてください。各資産クラス毎に一覧でまとめています。
信託報酬引き下げがブランド価値を高めていきます。これでブランド価値を一歩高めたことになります。
<購入・換金手数料なし>シリーズはFOY3連覇中です。4連覇があるのでしょうか。注目のポイントです。