2021/08/13
コメント欄にご質問をいただきました。
なぜ「たわらノーロード先進国株式」を買い続けているのですか?というご質問です。
いいご質問ですね。今の気持ちを整理してみたいと思います。
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なぜ「たわらノーロード先進国株式」なのか
アツシさんからのご質問です。
いつも、参考にさせて頂いています。
先進国株に最安のemaxis slimではなく、
たわら先進国を買い付けしているのは、
何か理由があるのですか?
ありがとうございます。
なぜ最安のeMAXIS Slimではなく、たわらなのか。
ご質問を読んだその瞬間に「たしかに、そうですよね。」とは思いました。
ごもっともな疑問だと思います。
私は、「たわらノーロード先進国株式」は、実質コストが低く安定しているので、2016年から購入を続けています。
なぜ乗り換えないかといえば、面倒くさいからです。
本当に面倒だなと思っているだけなのですが、せっかくなので、もう少し真面目に実質コストを比べてみました。
「eMAXIS Slim先進国株式」の実質コスト
現在の最安は「eMAXIS Slim先進国株式」です。信託報酬が税込0.11722%です。
実質コストも報告書をみるかぎり低いようですし、運用も安定しているようです。
たわら男爵さんの計算によれば、「eMAXIS Slim先進国株式」の実質コストは下記のとおりになります。
eMAXIS Slim先進国株式の実質コスト
0.11722%+0.7885%=0.19657%(推定)
eMAXIS Slim先進国株式の純資産
177.23億円(2018年8月1日現在)
ニッセイも信託報酬を引き下げましたが、「eMAXIS Slim先進国株式」は実質コストで先進国株式クラスで最安になります。
2017年2月27日に設定された「eMAXIS Slim先進国株式」は、わずか1年半で急激に資産を増やしています。
「たわらノーロード先進国株式」の実質コスト
「たわらノーロード先進国株式」の信託報酬は税込0.216%です。
「たわらノーロード先進国株式」の実質コストは、私も以前計算しました。
たわらノーロード先進国株式の実質コスト
0.216%+0.038%=税込0.254%(推定)
たわらノーロード先進国株式の純資産
256.68億円(2018年8月1日現在)
たわらノーロード先進国株式は、信託報酬以外のコストが少ないのが特徴です。
2015年12月18日に設定された「たわらノーロード先進国株式」です。資産を少しずつ伸ばしていますが、純資産の増加は少しずつ鈍化しているというのが現状です。
「たわらノーロード先進国株式」も優秀
このように、現時点での実質コストでの最安は「eMAXIS Slim先進国株式」ということになります。
ただ、両者の差は推定で0.05743%です。
信託報酬以外のコストだけに注目すると、じつは「たわらノーロード先進国株式」のほうが優秀なのです。
たしかに、現時点では「eMAXIS Slim先進国株式」が最安ですが、仮にもし「たわらノーロード先進国株式」が少しでも信託報酬を引き下げたら、どうなるでしょうか。
同率に引き下げなかった場合でも、実質コストまで考えると、少しの引き下げで逆転する可能性もあるところです。
「たわらノーロード先進国株式」の今後を確認したい
問題は「たわらノーロード先進国株式」が信託報酬の引き下げを行うかどうか、というところでしょう。
「たわらノーロード先進国株式」を運用するアセットマネジメントOneは、昨年12月に「たわらノーロード」シリーズの信託報酬を引き下げたという実績があります。
アセットマネジメントOneが「たわらノーロード」シリーズの価格改定をする可能性も残されています。
わずかな差で頻繁に乗り換えたくないという気持ちもありますし、安定的な運用をしている「たわらノーロード先進国株式」には頑張ってほしいという思いもあります。
ただ、「たわらノーロード」シリーズは、販路を大幅に増やしていますので、機動力という意味では重いかもしれませんね。
ホームページをみると、信用金庫を含めて販路が急激に拡大していることがわかります。
「たわらノーロード」シリーズが今後どのようなシリーズに育っていくのか、もう少し様子をみたいというのが現在の私の心境です。
年内の動きに注目したいと思います。年内に動きがないこともありえますが、そのときはそのときで考えようと思います。
アセットマネジメントOneは、最近目立ったニュースが少ないですね。
ライバルに負けない動き、影ながら期待しております。
以上、今も「たわらノーロード先進国株式」を買い続ける理由…という話題でした。
参考リンク:
今年のファンドオブザイヤーでは「たわらノーロード先進国株式」に投票しました。いいファンドですので、ブランド戦略も頑張ってほしいと思います。
iDeCoでは、楽天証券iDeCoで「たわらノーロード先進国株式」をひたすら買う戦略です。楽天証券iDeCoは、先進国株式クラスが「たわらノーロード先進国株式」です。
乗り換え自体は、あまり頻繁に行いたくないという気持ちもあります。気にしすぎると、単純に落ち着かないということに気づいて、距離をおくようになりました。