2021/08/13
楽天証券のiDeCo(個人型確定拠出年金)が運営管理手数料を変更しました。
金融機関の運営管理手数料をすべて条件なしで0円にします。
日経新聞でも報道されています。利用者にメリットのある手数料変更です。
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運営管理手数料が条件なしで無料に
楽天証券のiDeCoは、1年間誰でも無料で、1年後は残高もしくは拠出額累計が10万円以上で無料という条件でした。
従来の条件でも、毎月9,000円を拠出していれば金融機関の口座管理手数料はずっと無料になり、口座管理手数料の低さでは1番手の金融機関でした。
それが、今日5月18日から金融機関の運営管理手数料は、すでに加入している人を含めて、条件なしで無料になります。
楽天証券は18日、個人型確定拠出年金(DC)「iDeCo(イデコ)」の運営管理手数料を無料にしたと発表した。従来は期間を設けて口座管理手数料などを無料にしていたが、18日から無条件で全てゼロにした。
※国民年金基金連合会および事務委託先金融機関(信託銀行)が設定する管理手数料として、月額167円(税込)が別途かかります。
今日のSBI証券のiDeCoの発表を受けて、楽天証券はその日の午後には対応を発表しました。
その経営判断のスピードに驚くとともに、楽天証券の「本気」を感じました。
iDeCoは実質勝負の時代へ
楽天証券とSBI証券は、コスト面ではこれでほぼイーブンとなりました。
iDeCoの激しいトップ争いは、これでコスト競争から、実質勝負の時代へ突入します。
楽天証券もそれを当然のように意識しています。
楽天証券では、運営管理手数料0円、ラインアップの商品に信託報酬の低いインデックス型を中心に揃えるなど、低コストでiDeCoをご利用いただけるほか、iDeCo専用ダイヤルの時間延長・土曜営業、全国主要都市での定期的なセミナーなど、充実したサポート体制を敷いております。今後も、利用環境やサポート体制を継続的に改善し、お客様のiDeCoによる長期投資に一層貢献してまいります。
今後は、手数料とラインアップだけでなく、どれだけ顧客本位のサービスを提供しているかが、iDeCoの金融機関選びのポイントになります。
メリットの多い楽天証券のiDeCo
楽天証券のiDeCoは、じつは実質でみるとメリットが多い金融機関です。
たとえば、証券口座とiDeCo口座を1つのIDで管理できます。同一のサイトで2つの資産を管理できて便利です。
SBI証券の場合、現状では2つのサイトに分かれてしまっていますので、使い勝手の面では楽天証券のほうが優位です。
また、受給時の受取も、楽天証券は選択肢が充実しています。
楽天証券の場合、受取方法は年金として5年以上20年以下の期間(1年刻みで指定可能)で受け取るか、または一時金として一括で受け取るかを選択できます。また、年金と一時金を組み合わせて受け取ることもできます。
SBI証券は、年金受給と一時金受給を基本的に併用できず、また年金受給期間も5年または10年の二択になっています。
実質のサービスでメリットが多いのが楽天証券のiDeCoです。
楽天証券、グッジョブです!
以上、楽天証券のiDeCo(個人型確定拠出年金)は条件なしで0円!実質勝負の時代へ…という話題でした。
参考リンク:
楽天証券のiDeCoは、低コストのファンドがシンプルに絞り込まれています。最有力の金融機関のひとつです。
個人型確定拠出年金(iDeCo)では金融機関選びが重要です。どこの金融機関がいいかは別のエントリーにまとめています。参考にしてください。
楽天証券からはこんな書類が届きます。記入しやすい書類になっていると思います。