2021/08/13
独立系資産運用会社のセゾン投信は、楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)に投資信託を提供することを発表しました。
これまでセゾン投信1社でしか購入できなかった投資信託の販売窓口が広がることになります。
sponsored link
人気のバランス型投信
今回、楽天証券で購入できるのは下記の2商品です。
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(信託報酬年0.60±0.02%)
- セゾン資産形成の達人ファンド(信託報酬年1.35±0.2%)
信託報酬は従来の取り扱いと同様になるとのことです。
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、アメリカのバンガード社のインデックスファンドに投資するバランス型投信です。
株と債券のバランスが50:50で、時価総額の比率での組み入れです。これ1本で、世界30カ国以上の株式、10カ国以上の債券に分散投資できます。
純資産も1114億円に到達していて、人気がある投資信託です。
現在、セゾン投信は、11万人を超える受益者がいます。その運用資産残高は1400億円に達しています。
記事によれば、楽天証券とセゾン投信は、商品提供だけでなく、加入者に対する継続的な投資教育も含めて、幅広い協力関係を築いていく方針を打ち出していくということです。
両者の協力関係がどのように展開していくのか、興味深いところです。
楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)でセゾン投信
セゾン投信のみでしか買えなかった投資信託が、楽天証券の個人型確定拠出年金でも購入できるようになります。
選択肢が広がるという意味では歓迎できる動きです。
楽天証券は2016年9月からスタートした新規の運営管理機関になります。楽天証券は、運営管理手数料が10万円以上の資産保有で無料になり、低コストのインデックスファンドを揃えています。これから確実に伸びていく運営管理機関です。
なお、楽天証券では証券口座を利用することで、証券資産と年金資産が1つのIDで管理可能になります。ホームページで資産情報が一元化できます。
楽天証券の利用をお考えの方は、楽天証券の証券口座もあわせて開設することで、資産管理を一元化できるメリットが生まれます。
ここ数年の投資信託の低コスト競争で、セゾン投信の2商品は、コストでアピールするには相対的にインパクトに欠ける状況になっていますが、投資がはじめての方にとっては、セゾン投信の情報力を味方につけるのはひとつの選択肢です。
セゾン投信の2商品が個人投資家にどれだけアピールできるのか、今後の展開が楽しみです。
以上、人気の「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」が楽天証券のiDeCoで買える…という話題でした。
参考リンク:
セゾン投信のバランス型投信の特徴については、こちらを参考にしてください。
個人型確定拠出年金(iDeCo)についてはいい本が出版されています。本で基本をおさえておくといいと思います。
楽天証券で本当にいいか迷う…という方は、こちらを参考にしてください。個人型確定拠出年金(iDeCo)の金融機関を比較しています。
各社を信託報酬で比べたい…という方はこちらを。インデックスファンドを利用すればもっと低コストで運用することもできます。個人型確定拠出年金(iDeCO)主要6社のインデックスファンドの信託報酬についてはこちらで比較できます。