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公務員がiDeCo(個人型確定拠出年金)に加入するメリット。

time 2017/04/30

公務員がiDeCo(個人型確定拠出年金)に加入するメリット。

公務員として働いているTさんからメッセージをいただきました。

iDeCo(個人型確定拠出年金、イデコ、個人型DC)に関するご質問で、「公務員なのですが、iDeCoをはじめたほうがいいのでしょうか。」という内容です。

公務員がiDeCoに加入するメリットはあるのか、ポイントをまとめてみたいと思います。

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公務員の老後も自助努力の時代に

公務員については、老後に影響するいくつかの制度改正がすでに行われています。

Tさんはこのあたりが詳しくて、よく理解されていました。

ポイントになりそうな制度改正は次のようなものです。

  • 退職金の引き下げ
  • 共済年金が厚生年金に統合
  • 公的年金の支給開始年齢引き上げ

2012年に国家公務員の退職金の引き下げや、共済年金と厚生年金の統合が決定されました。退職金の「職域加算部分」とよばれるものが廃止となり、退職手当も支給水準が引き下げられます。

また、公的年金の支給開始年齢は民間よりも早いペースで引き上げられることが決まっています。

公務員の退職後をめぐる状況は変わりつつあります。

Tさんの「iDeCoをはじめたほうがいいでしょうか?」というご質問に対して、私は「iDeCoに興味があるなら、はじめてみるのはひとつではないでしょうか」とお答えしました。

iDeCoは60歳まで引き出せませんが、掛金が所得税控除になりますし、運用益も非課税です。退職時の優遇もあります。

あまり知られていませんが、iDeCoは個人年金保険よりも圧倒的に有利な仕組みです。

2017年から公務員もiDeCoを利用できるようになりました。2017年のiDeCo加入者の45%が公務員だといいます。多くの人がiDeCoをはじめています。

 

節税効果のメリットはどれくらいか

どれくらいお得なのかがポイントになると思います。いくらくらいの所得控除になるのでしょうか。シミュレーションしてみました。

40歳の方で、16歳未満の子が一人いて、国家公務員の平均年収とされる600万円で試算してみました。

月額12,000円の掛金で、結果はこのとおりです。

年間43,800円の節税効果になります。

年収などの状況の変化がありますが、仮に今の年収等がそのまま20年続いたとすると、単純計算で約87万6,000円(43,800円×20年)の節税効果が期待できます。

試算はろうきんのサイトからかんたんにできますので、ご自身の年収や年齢で試算してみるといいと思います。

 

iDeCoをはじめる3つのポイント

公務員も「自助努力」の時代です。興味のある方はiDeCoの利用を検討してみるといいと思います。

ではiDeCoを加入する際に何を気をつけたらいいでしょうか。

個人的に大事だと思う点を、3つのポイントとしてまとめてみたいと思います。

手数料が安い金融機関を選ぶ

その1は、手数料の安い金融機関を選ぶことです。

公務員は掛金が月額12,000円しか枠がありませんので、口座管理手数料が無料の条件に到達するまで時間がかかります。

個人的には、この2社から選べば間違いないと思います。

金融機関は、口座管理手数料、商品のラインアップ、サイトの使いやすさで選ぶといいと思います。

楽天証券なら、誰でも1年間は口座管理手数料が無料です。1年後は10万円以上の残高で口座管理手数料が無料になります。低コストのインデックスファンドもきちんと揃っていますので、枠が小さい公務員の方にとって楽天証券は使いやすい金融機関だと思います。

商品ラインアップという点ではSBI証券が充実しています。50万円以上の残高で金融機関の口座管理手数料が無料になります。投資信託の選択肢が幅広くほしいという方は、SBI証券がいいでしょう。

金融機関によっては、山崎元さんが「地雷」と呼ぶ商品や金融機関が多いのがiDeCoです。

手数料が高い金融機関を選ぶと、節税効果は手数料で消えてしまいます。将来に備えて「地雷」にあたったらシャレになりません。

他社との手数料の違いはどうかなど、詳しいことを知りたい方は過去記事を参考にしてください。

 

 

インデックスファンドで世界に分散投資する

その2は、インデックスファンドで世界に分散投資をすることです。

アンケートなどによれば、資産配分を考えるのが多くの人の一番の悩みどころだといいます。

公務員の方のいいところは、月額の掛金が12,000円と小さいために、少額からはじめられるところです。せっかく少額からはじめられるのですから、低コストのインデックスファンドを利用して、資産運用に慣れていきたいところです。

資産配分については、時価総額比率やGDP比率で資産配分を構成するのもひとつですし、難しいと思う人は、先進国と日本の株と債券に「4資産均等」でシンプルにスタートするのもひとつです。低コストのバランス型投信を利用するという選択肢もあります。

資産配分なんて自分では決められない…という人は、GPIFの資産配分を真似するというのも、私はおもしろいと思います。年金運用のプロと同じポートフォリオをトレースすればいいだけです。

 

資産配分を考えるところが積立投資の醍醐味です。本などで基本を学んでみるのがいいと思います。

 

来年には「積立NISA」を利用する

その3は、来年の2018年にスタートする積立NISAも利用することです。

公務員の月12,000円という枠は、将来に備えるには枠として「少し小さい」というところがあります。

iDeCoにあわせて積立NISAを利用すれば、非課税枠を大きく使うことができます。

非課税枠を大きく利用して、時間を味方につけることで資産を大きくすることができます。

 

iDeCoで将来に備える

Tさんともやりとりをするなかで、「やってみようという気になりました。」というお返事を頂きました。

よかったです。何事もはじめてみるのが第一歩です。

何もしないのとiDeCoを利用するのとでは、将来に大きな違いがでてきます。興味のある金融機関の資料を請求してみるといいと思います。

最近思うのは、資産形成をはじめてみると今の安心感が違ってくるということです。

少しずつ将来に備えることで、今を楽しく過ごしていきたいですね。

以上、公務員にもiDeCo(個人型確定拠出年金)はお得な制度…という話題でした。

 

参考リンク:

iDeCoについてはたくさんの本がでています。本を1冊選んでその基本を学んでおくといいと思います。

 

モーニングスターの朝倉智也さんの講演を無料で聞くことができます。50分でiDeCoのやり方がわかります。おすすめのコンテンツです。

 

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なるたく

なるたく

40代会社員です。2012年からインデックスファンドで積立投資を続けています。「はじめての人にもわかりやすく」をモットーに、シンプルな積立投資の方法と経験を書くことで誰かのお役に立てないかと思い、ブログをはじめました。札幌市在住。



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