2021/08/13
ニッセイアセットマネジメントは、<購入・換金手数料なし>シリーズ6ファンドの信託報酬の引き下げを発表しました。
<購入・換金手数料なし>シリーズの信託報酬の引き下げは4回目になります。
日経平均株価などに連動するインデックスファンドの6本が対象です。プレスリリースで詳細が明らかになっています。
昨日の日経新聞の速報記事がそのまま実現されました。
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6ファンドが信託報酬引き下げ
<購入・換金手数料なし>シリーズ6ファンドが信託報酬を引き下げます。
商品名 | 変更前信託報酬 | 変更後信託報酬 | 引き下げ幅 |
---|---|---|---|
<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド | 0.169% | 0.159% | -0.01 |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | 0.189% | 0.109% | -0.07 |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド | 0.339% | 0.189% | -0.15 |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型) | 0.219% | 0.159% | -0.06 |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型) | 0.219% | 0.159% | -0.06 |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型) | 0.209% | 0.159% | -0.05 |
上記はいずれも税抜の信託報酬です。
なかでも注目なのが、先進国株式と新興国株式のインデックスファンドです。大幅に信託報酬を引き下げる結果となっています。
引き下げ時期は下記のとおりです。
2018年7月13日(金)
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)
2018年8月21日(火)
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型)
バランス型投資信託についても信託報酬を引き下げています。
バランス型投資信託なら、リスク資産についてリバランスをする必要がありません。
ほったらかしで資産形成をしたい人にとってもメリットのあるニュースです。
eMAXISSlimを下回り最安更新
数字をよくみると、三菱UFJ投信のeMAXIS Slimシリーズとガチンコです。
比較してみましょう。先進国株式クラスです。
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.109%(税込0.11772%)
- eMAXIS Slim先進国株式インデックス 0.1095%(税込0.11826%)
先進国株式クラスは、ニッセイが税抜で0.0005%下回ります。
新興国株式クラスです。
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド 0.189%(税込0.20412%)
- eMAXIS Slim新興国株式インデックス 0.19%(税込0.2052%)
新興国株式クラスはニッセイが税抜で0.001%下回ります。
8資産均等型です。
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型)0.159%(0.17172%)
- eMAXIS Slimバランス(8資産均等) 0.16%(税込0.1728%)
8資産均等型も、ニッセイが税抜で0.001%下回ります。
いずれもニッセイアセットマネジメントが最安を更新することになります。
同率1位の戦略ではなく、最安を更新したところに、これまでインデックスファンドを牽引してきたニッセイアセットマネジメントの意地とプライドを感じます。
シリーズ全体で1400億円超
ニッセイアセットマネジメントの<購入・換金手数料なし>シリーズは、2018年5月末時点でシリーズ全体で純資産残高が1400億円を超えました。
残高が積み上がったことで効率性が上がっており、手数料を業界最低水準まで引き下げることで顧客へ還元してくれています。
三菱UFJ投信と違い、ニッセイアセットマネジメントは、インデックスファンドを複数の価格帯で販売する戦略をとっていません。
信託報酬を引き下げることは、そのまま全体の収益に影響を与える構造になっています。
一物一価のままで、顧客目線で信託報酬の引き下げを決断したニッセイアセットマネジメントの英断には、大きな価値があると思います。
ブランド力を高める
これまで3回の引き下げで支持を集めていたところですが、4回目の信託報酬の引き下げが行われたことで、「ニッセイならなんとかしてくれる」という信頼度が高まることになります。
ニッセイアセットマネジメントはブランド力を高める結果となりました。
素晴らしいですね!
例年より早いタイミングでの信託報酬引き下げです。チャレンジ精神を感じるプレスリリースで、今後も是非とも頑張ってほしいと思います。
以上、<購入・換金手数料なし>シリーズが4回目の信託報酬引き下げ!…という話題でした。
参考リンク:
顧客目線のインデックスファンドの運営はブランド価値を高めることになります。ニッセイはきちんと信頼を勝ち取っています。
ニッセイアセットマネジメントの3回目の信託報酬引き下げも驚きでした。
インデックスファンドの信託報酬一覧も最新情報に更新しました。今回の引き下げにより、株式のインデックスファンドについてはすべてニッセイが最安を座を確保しています。