2021/08/13
三菱UFJ国際投信が「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」の信託報酬引き下げを発表しました。
プレスリリースもでています。
第一報はアウターガイさんです。驚きの信託報酬になっています。
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新興国株式で驚異の0.2052%(税込)
現在でも新興国株式クラスでも最安だったのが「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」です。
さらに、新興国株式の指数に連動するインデックスファンドとしては、最安を更新することになります。
その数字が驚異の信託報酬です。
「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」
改訂前0.36612%(0.339%税抜)→改訂後0.2052%(0.19%税抜)
引き下げは2017年12月13日より実施予定です。
プレスリリースにはこう書かれています。
引き下げは11月17 日時点における他社類似ファンドの情報を元に決定されたものです。
新興国株式クラスのなかでは引き下げ前の段階でも単独で最安でした。
おそらく、2017年11月17日に発表された「EXE-i つみたて新興国株式」に対抗したものと考えられます。
こちらの信託報酬は0.1948%(税抜0.18%)です。「FTSE エマージング・インデックス(円換算)」に連動するインデックスファンドです。2017年12月6日に新規に設定される海外ETFを買うというコンセプトの新興国株式クラスのファンドです。
「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」は、MSCIエマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース)と連動するインデックスファンドです。
これに追随したとすると、若干追随しきれていない数字になっていますが、それでも同じ指数のインデックスファンドのなかでは断トツの最安ファンドになります。
三菱UFJ国際投信は、指数の違いなどはおかまいなしに、類似とみなした商品に殴り込みをかける方針であることが今回わかりました。
新興国株式クラスが身近な存在に
今年の中盤まで、新興国株式クラスは0.5%前後が最安でした。一気に新興国株式クラスが身近な存在になります。
「たわらノーロード新興国株式」が牽引してきた新興国株式クラスでしたが、アセットマネジメントOneは難しい立場になりました。
「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」は2017年7月31日に設定された新規ファンドです。まだ実質コストは判明していませんが、マザーファンドは新興国株式クラスのなかでは比較的大きいですので、こうなってくると乗り換えを検討してもいい水準です。
ビックニュースに驚くとともに、嬉しい悩みが増えました。
以上、「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」が信託報酬を0.2052%(税込)に大幅引き下げ!…という話題でした。
参考リンク:
インデックスファンドの信託報酬の比較はこちらの記事を参考にしてください。最新情報を反映しています。
新興国株式クラスは私の好きな資産クラスです。今後の世界の発展を考えた場合には分散先としておもしろいと思っています。
たわらノーロードシリーズは、新興国株式クラスも含めて信託報酬引き下げを12月に実施予定です。アセットマネジメントOneはどうするのでしょうか。その動きにも注目したいと思います。