2021/08/13
大和投資信託委託の「iFree 8資産バランス」は、8資産均等の低コスト化をもたらしたバランス型投資信託です。
「iFree 8資産バランス」の実質コストを改めて確認してみたいと思います。
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「iFree 8資産バランス」の実質コスト
大和投資信託委託の「iFree 8資産バランス」の実質コストがこちらになります。
「iFree 8資産バランス」
- 信託報酬0.248%
- その他費用0.192%
- 実質コスト0.440%
「iFree 8資産バランス」の特徴は、新興国株式のベンチマークでが「FTSE RAFI エマージング インデックス」だというところでしょう。通常の新興国株式のベンチマークとは異なり、ファンダメンタル・インデックスです。
その他費用として0.192%がかかっています。取引コストが少し高くなる傾向にあるのかもしれません。
これは「iFree新興国株式インデックス」の実質コストが高くなったことと同じ原因かもしれません。
実質コストは「eMAXIS」シリーズが優位か
三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slimバランス(8資産均等)」は、新規設定のため年間報告書がまだ公表されておらず、実質コストが判明していません。
Slimではない「eMAXISバランス(8資産均等型)」なら実質コストが判明しています。参考までに比較してみたいと思います。
「eMAXISバランス(8資産均等型)」
- 信託報酬0.541%
- その他費用0.067%
- 実質コスト0.608%
実質コストでは、「iFree 8資産バランス」よりも「eMAXISバランス(8資産均等型)」のほうが優位です。その他費用は「iFree 8資産バランス」の約3分の1という低コストになっています。
信託報酬0.22572%(税込)の「eMAXIS Slimバランス(8資産均等)」の実質コストに注目している方も多いと思います。
この2つは同じマザーファンドですので、こうした状況からすると実質コストでも「eMAXIS Slimバランス(8資産均等)」が優位に立ちそうです。
マネックス証券iDeCoは「eMAXIS Slimバランス(8資産均等)」
バランス型投資信託で資産形成をするなら低コストで運用が安定しているものを選びたいところです。
8資産均等で最も低コストになるのが「eMAXIS Slimバランス(8資産均等)」です。
iDeCoで「eMAXIS Slimバランス(8資産均等)」を採用しているのは、マネックス証券です。SBI証券のiDeCoは「iFree 8資産バランス」を採用しています。
こうした違いもiDeCoの証券会社を選ぶ際には参考になるかもしれませんね。
以上、「iFree 8資産バランス」の実質コストを「eMAXIS」シリーズと比較…という話題でした。
参考リンク:
「iFree 8資産バランス」はバランス型投資信託でコスト革命をもたらした投資信託です。今後も頑張ってほしいと思います。
バランス型投資信託の比較はこちらの記事も参考にしてください。現状では「eMAXIS Slimバランス(8資産均等)」が使いやすいバランス型投資信託かもしれません。
「eMAXIS Slimバランス(8資産均等)」の特徴についてはこちらを参考にしてください。