2021/08/13
世界銀行は毎年1月に世界経済見通しを発表しています。
今後の世界経済の見通しはどのようなものでしょうか。日本、アメリカ、新興国の成長率を確認してみたいと思います。
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世界全体の成長率は3.1%
概要は日経新聞がまとめています。
2018年の世界の実質成長率予測を3.1%に上方修正し、昨年6月の2.9%から上向きの予測です。
世界経済と日本の動向については次のように書かれています。
世界銀行は9日、世界経済見通し(GEP)を改定し、2018年の世界の実質成長率予測を3.1%に上方修正した。昨年6月時点では2.9%を見込んでいたが、世界的に投資や生産が上向いた。日本も成長率の見通しを1.3%に上方修正したが、先行きは伸びの鈍化を予測している。
2018年について、昨年より上方修正したようです。
全体は世界銀行のホームページで詳細を確認することができます。
リンク先は英語です。詳細な分析とデータを見ることができます。
世界各国の成長率
世界各国の成長率はこのような分析になっています。
2018年から2020年までの世界の将来的な見通しが示されています。
主要なところを確認してみます。
世界全体の成長率
- 18年 3.1%
- 19年 3.0%
- 20年 2.9%
日本の成長率
- 18年 1.3%
- 19年 0.8%
- 20年 0.5%
アメリカの成長率
- 18年 2.5%
- 19年 2.2%
- 20年 2.0%
新興国の成長率
- 18年 4.5%
- 19年 4.7%
- 20年 4.7%
生産性の低下や人口高齢化などで、世界全体の潜在成長率が低下しているというのが世界銀行の分析です。
アメリカについても成長は少しずつ鈍化するという見通しです。日本については、2019年は消費税増税の影響で0.5%に落ち込むと予想されています。他方、新興国全体は堅調な見通しのようです。
世界的に急激な金融引締め、貿易制限の強化や地政学的な緊張の高まりが、景気低迷のリスクになると指摘されています。
世界に分散投資
ここからわかることは、世界経済は少しずつ確実に成長していくということです。
私にはどこが伸びるかはよくわかりませんので、GDP比率を参考にインデックスファンドで世界に向けて分散投資をしています。新興国株式クラスにもそれなりの割合を配置して、世界経済全体の成長の恩恵に預かるという方針です。
どこの経済が伸びても喜べるという、自分にとって都合のいい資産配分です。
負けにくい投資で、着実に資産形成をしていきたいですね。
以上、世界経済の見通しは?2018年の日本・アメリカ・新興国の成長予測…という話題でした。
参考リンク:
バートン・マルキール教授は、以前紹介したインタビューで中国の成長についても語っています。広範に世界に向けて分散投資をすることを推奨しています。
2050年の世界予想です。30年以上先の未来予想で当たるかどうかわかりませんが、参考にはなります。
世界全体を買っておけば取りこぼすことはありません。精神的に楽で、負けにくい投資をする方針です。