2021/08/13
篠田尚子さんの無料セミナー「iDeCoの基礎を徹底解説」が楽天証券のサイトにアップされています。
楽天証券のサイトでたまたまみつけたセミナーの映像でしたが、iDeCoの基本がよくわかります。
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篠田尚子さんとは
篠田尚子さんは、楽天証券経済研究所のファンドアナリストをされている方です。
著書の略歴には次のようにあります。
楽天証券経済研究所 ファンドアナリスト。 慶應義塾大学法学部卒。早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。 国内の銀行において個人向け資産運用のアドバイス業務に携わった後、2006年ロイター・ジャパン(現トムソン・ロイター・マーケッツ)入社。傘下の企業で、投資信託評価機関として世界最高峰に位置づけられるリッパーにおいて、世界中の機関投資家へ向けて日本の投資信託市場調査および評価分析レポートの配信業務に従事。同時に、香港やシンガポールなど世界各国で開催される資産運用業界の国際カンファレンスで日本の投資信託市場にまつわる講演も数多く行う。 2013年にロイターを退職し、楽天証券経済研究所に入所。日本の投資信託市場動向を国内外のメディア等へ配信しながら、海外の投資信託市場の分析も手がけている。
この映像で、篠田尚子さんが楽天証券のiDeCoのラインアップの決定に関与しているエピソードが披露されます。
最近、本も出版されました。アクティブファンドに積極的に光を当てる数少ないファンドアナリストの一人です。
iDeCoの基礎を徹底解説
この講演は「みんなで学ぶ個人型確定拠出年金。iDeCoの基本をプロから学ぼう」というものの第2部のものです。
44分の講演です。
篠田さんの話をはじめて聞きましたが、語り口は論理的で明快です。女性らしいソフトな語り口のなかにも、核心部分については逃げることなくクリアに説明してくれます。
投資がはじめてという方も、心地よく話が聞けると思います。
iDeCoをはじめて勉強する…という方は、最初から最後まで観ることをおすすめします。
時間のない人のためのポイントガイド
最初から最後まで観てもらうのが一番ですが、時間のない方のために映像の見どころを紹介したいと思います。時間のない人のためのポイントガイドです。
資産運用の必要性
17分00分から「資産運用の必要性」です。
みどころは資産運用の仕方や商品の選び方を解説してくれる部分です。
iDeCoで預金100%ではなぜよくないのか、投資信託を使うのがはじめての方は確認するといいと思います。
元本割れしそうでこわい?
23分00分から「元本割れしそうでこわい」という話題です。
ポイントは「リスクを低減させる」ことす。
そのためにはこの2つの点を意識することです。
- 投資先(資産)
- 購入タイミング
この2つを分散させる
アメリカでは、リスクをとりすぎてしまった人たちが多かった結果、若い世代に対して投資教育がされているそうです。やはり、積立投資の基本を多くの人に知ってもらう必要があります。
積立成功の3つのポイント
27分15秒から「積立成功の3つのポイント」です。
このパートが一番力が入っている部分です。
成功のポイントはこの3点です。
- 結果を急がない
- 継続は力なり
- 無理な金額設定をしない
具体的な解説は映像のなかできちんとしてくれます。
多くの人に知ってほしいポイントです。
投資信託の選び方
33分30秒からは「投資信託の選び方」です。
アクティブファンドのなかにもいいファンドがあること、投資信託のコストにも「適正水準」があることを語っています。
篠田さんのオリジナリティは、ここの部分かもしれませんね。
良心的な講演
44分でiDeCoの基本的な考え方が学べますので、「iDeCoのやり方がよくわからない」という方はぜひご覧ください。
勉強になる良心的な講演だと思いました。
楽天証券のiDeCoの講演なのですが、楽天証券のiDeCoの良さについては篠田さんからは一言も語られません。楽天証券の宣伝が一切ないのです。
プロとして投資教育に徹底しているところに、むしろ好感を持ちました。
多くの人にiDeCoの基本を知ってもらって、iDeCoをスタートできる人が増えるといいですね。
以上、篠田尚子さんの無料セミナー「iDeCoの基礎を徹底解説」が勉強になる…という話題でした。
参考リンク:
iDeCoの金融機関は150社以上あります。個人型確定拠出年金(iDeCo)の金融機関を比較しています。
楽天証券のiDeCoは充実しています。各社を比較して自分らしい一社を選べるといいですね。
モーニングスターの朝倉智也さんもiDeCoセミナーを公開しています。無料で視聴できます。今回の映像とともに、こちらもみればiDeCoの基本的なことはクリアに理解できると思います。