2021/08/13
安倍総理はG7伊勢志摩サミットで、世界経済の現状について、リーマン・ショックの前と似た状況にあると述べたことが話題になりました。
リーマン・ショック級の金融危機がくるかもしれませんし、こないかもしれません。未来は誰にもわからないところです。
では、もしリーマン・ショックのようなことが起こったら、インデックス投資をしている人は損をするのでしょうか。積立投資をはじめようとしている人のなかには、疑問に思う人もいると思います。
今日はその点を考えてみたいと思います。
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金融危機がおこれば評価額は下がる
もし金融危機が起こった場合には、投資信託の評価額は当然のように下がります。リーマン・ショックのときには、日経平均株価は4ヶ月の間に5割下落しました。
やっぱり損をするんじゃないか!と思う人もいると思いますが、インデックス投資の場合には、これが直ちに損になるとはかぎりません。
これがインデックス投資のおもしろいところです。
売らなければ損にならない
というのも、金融危機がおきたとしても、投資信託を売らなければ損にならないからです。
インデックス投資の場合は、自分の気持ちに反して損をするということが基本的にありません。これは、倒産リスクがある個別株の場合とは違うところです。
評価額が下がれば不安になる人もいると思いますが、売らなければ損はでないのですから、金融危機がただちに損になるとはかぎらないということになります。
むしろ、投資信託を安く購入するチャンスです。
しばらく使う予定のないお金で投資をすることが大事
自分の望まないタイミングで売らないためには、しばらく使わないお金で投資をすることが大事です。
しばらく使わないお金で投資をしていれば、金融危機のときにも損はでません。
金融危機の事態には、怖くなって売ってしまう人もいます。これを「狼狽売り」などといいますが、金融危機では自分の気持ちをいかにコントロールするかという点が大事になります。
金融危機で気持ちをコントロールするためには
金融危機で気持ちをコントロールするためには、次のような点が重要だと思います。
- 長い目でみれば世界経済は成長することを思い出す
- しばらく使う予定のないお金で投資をする
- 自分で売らなければ損にならないことを知っておく
- 下落時は投資信託を安く購入するチャンスだと考える
実際に金融危機の状況になると、こうしたことは忘れがちになってしまいます。今回のエントリーは、本当に金融危機がきたときに自分自身で見返したいと思います。
自分自身の気持ち次第で、損をすることも得をすることもあるということを、理解しておきたいと思います。