低コストの投資信託で資産形成 | LoLo Investors

誰でも積立投資ができる時代へ。インデックスファンドを使った積立投資のコツを研究するブログ。長期、分散、積立で資産形成を目指します。

「ジュニアNISA」はタイミング投資で実行する。

time 更新日:  time 公開日:2018/03/05
「ジュニアNISA」はタイミング投資で実行する。

子どもの「ジュニアNISA」口座を活用していますが、こちらは積立ではなく完全にタイミング投資です。

というのも、親の口座から資金を移すことも含めた、全自動での積立はかんたんではありません。

どんなやり方をしているのか、参考までに書いてみたいと思います。

sponsored link

目次をタップすると見出しにとびます

「ジュニアNISA」の利用方針

ジュニアNISA口座で投資できる金額は、年間80万円まで、最長5年間は非課税で投資できます。

非課税投資枠は総額最大400万円(80万円×5年)になります。18歳になってから引き出すと非課税になります。

「ジュニアNISA」については、このような方針にしています。

  • 「ジュニアNISA」の資金は「親のポートフォリオ」の一部とは考えない。子どもの資産と割り切って運用する。
  • 「ジュニアNISA」は子どもが18歳になるまで引き出せないので、完全にほったらかしにする。
  • 将来、子どもにその内容を伝える可能性もあるので、子どもに対する教育効果も考える。
  • 毎月積立にせず、余裕資金で運用する。

基本的には、自分のポートフォリオと無関係に運用することにしました。子どもが18歳になるまで引き出せませんので、「今なかったお金」と考えられる資産で運用することにしています。

「ジュニアNISA」は自動積立が難しい

実際に楽天証券で「ジュニアNISA」の口座を持ってわかりましたが、資金の流れは以下の通りになります。

親の銀行口座→子どもの銀行口座→子どもの証券口座→子どものジュニアNISA口座→ジュニアNISA口座で買付

資金については、親の銀行口座から子どもの銀行口座を経由して、子どもの証券口座に移します。そのうえで、ジュニアNISA口座に手動で入金する必要があります。

ジュニアNISA口座への入金は手動のみのようです。

「ジュニアNISA」で積立での購入を設定することは可能です。ただし、ジュニアNISA口座に手動で待機資金をあらかじめ入金しておくことが条件になります。

このように、現状では、入金まで含めてすべてを自動化するのは難しそうです。ちなみに、楽天証券では子どもの口座についてはマネーブリッジも利用できません。

楽天証券と楽天銀行なら、すべて自宅でネット上でできるので、そこは利便性があります。

ブログのコメント欄に、やなぎさんからコメントをいただきました。3人の子どもの「ジュニアNISA」に手動で毎月積立しているそうです。素晴らしいですね。

 

「ジュニアNISA」はタイミング投資で実行

私には、毎月手動で「ジュニアNISA」の積立を続ける自信がありません。

そのため、「ジュニアNISA」は完全にタイミング投資です。

先週末、相場が下がったタイミングで地味に購入しました。余裕資金で3つのインデックスファンドを決めた割合で購入です。

こどもの「ジュニアNISA」口座は、GDP比率を参考に、日本1、先進国6、新興国3の割合で購入して株式100%でほったらかしにしています。

国際分散投資という方針なら、将来、息子に説明をすることがあっても説明しやすいかなと思っています。

「自分のお金」と考えない方針ですし、若くて時間のある息子のお金ですので、短期的に暴落してもおかまいなしです。

「ジュニアNISA」は、完全に余裕資金でタイミング投資です。

もう少し利便性があればいいのですが、現状では資金移動も含めた完全な自動積立は難しそうです。

アクティブな気分を味わえるかも

ということで、私の場合は「ジュニアNISA」はタイミングで投資をしています。

悲観的な雰囲気のときに、余裕資金を投入していこうと思います。

相場のタイミングをみて投資するので、少しアクティブな気分が味わえます。子どもの口座で自分のお金ではないと割り切っているので、これはこれで「あり」かもしれません。

なお、「ジュニアNISA」を活用するためには、親が証券口座を開設していることに加えて、子どもの証券口座とジュニアNISA口座、それに子ども名義の銀行口座も必要です。

「ジュニアNISA」の申し込みは親の証券口座から行います。

私は楽天証券をメインで使っているので、子どもの口座も楽天証券と楽天銀行でつくりました。

誰にでもおすすめできる「ジュニアNISA」ではありません。

面倒なことを理解したうえで余裕があるなら、「ジュニアNISA」を利用してみるのもひとつかもしれませんね。

以上、「ジュニアNISA」はタイミング投資で実行する…という話題でした。

 

参考リンク:

ジュニアNISAは非課税メリットもありますが、デメリットもあります。手間もありますので、まずは親自身が「つみたてNISA」や「iDeCo」を最大限活用したほうがいいと思います。

 

「ジュニアNISA」で何を買うべきかは結構迷うところです。山崎元さんの解説が参考になります。

 

「ジュニアNISA」口座の入金には、子どもの銀行口座が必要です。なかなか面倒なジュニアNISAです。

 

sponsored link

コメント

  • 先月質問させていただいたきみと申します。

    先月から、夫婦でidecoとつみたてnisaを無事始めました。
    (商品は楽天全世界とeMAXIS Slim8均等、それとすこしだけひふみプラスで始めました。)

    あと、今まで貯めていて今後20年は使わないであろう貯えが少しあるので、コメントされてたジュニアnisaも始めました。

    家族全員SBI証券なんですが、SBI証券はジュニアnisa、つみたてできますよ。(こちらもeMAXIS Slim8均等で始めました。)証券会社によりけりなんでしょうかね?

    ・・・ジュニアnisaって使いづらいですよね。5年間しか投資できず、しかも子供が18歳になるまでスイッチングも売却も基本できないなんて。子供が18~20歳のときに大暴落が来ていたら目も当てられません・・・。

    ジュニアnisaをするのはかなり迷いましたが、子供が成人したときに大損していたとしてもその姿を見せてやるのも教育の一つかな、とほとんど教育目的とわりきってエイヤッと始めました。(笑)

    すこしグダグダと書きましたが、つみたてできないということでしたので、コメントさせていただきました。それでは、なるたくさんのジュニアnisaがうまくいくことを願いまして投稿させてもらいます。

    by きみ €2018年3月6日 10:03 PM

  • きみさん

    コメントありがとうございます。
    ご夫婦で積立投資をスタートされたとのこと、またジュニアNISAも活用されて素晴らしいですね。

    さて、今回のジュニアNISAのエントリー、楽天証券でも「ジュニアNISA」で積立設定はできます。書き方がもうひとつうまくありませんでした。
    言いたかったのは、「親の銀行口座からジュニアNISA口座へ資金移動が自動でできない」というところでした。
    「ジュニアNISA」口座にそれなりの待機資金を入れておけば積立になるのですが、利率などを考えたり、定期的に手動で資金投入をするのが手間に感じて、踏み切れずにいます。
    もしSBI証券で自動的に資金移動ができるなら、それは大きな魅力になりますが、できないですよね?
    タイミング投資がいいのか、あらかじめ「ジュニアNISA」に資金を入れて、定期的に積立したほうがいいのか…もうひとつ決められないでいます。
    「ジュニアNISA」、もう少し使い勝手がよくなるといいですね〜。

    なるたく

    by loloinvestors €2018年3月7日 8:50 PM

  • なるたくさま

     確かに、SBI証券でも自動的に資金移動はできませんね。

     私は、住信SBIネット銀行の定額自動振込サービスを利用して、こどものメガバンク口座に振込するようにしました。

    自分のお給料→自分の住信SBIネット銀行口座→こどものメガバンク口座→こどものSBI証券口座

    こんな流れです。今月この仕組みを作ったところなので、うまく引き落としができるかわかりませんが・・・。

    給与の振込先を住信SBIネット銀行に指定しています。他にも条件を満たせば月7回、他行への振込手数料が無料になります。毎月のこどもあての振込料と臨時の引き出しについても全て無料で引き出せるには十分かな、と。

    楽天銀行についても、条件を満たせば月3回までなら他行への振込手数料を無料にできますよね?

    うまく使えば自動引き落としができるのではないでしょうか?

    by きみ €2018年3月8日 1:28 AM

  • きみさん

    すばらしいですね。
    自動振込サービスまで活用していて、自分より先に進んでいますね。

    楽天銀行も「毎月おまかせ振込予約」があるので、親の銀行口座から子どもの銀行口座までは自動でいけそうです。
    そこからですね。ちょっとサイトなどをざっと確認してみましたが、どうもこの2つは自動にならなそうな感じです。

    ・子どもの楽天銀行→子どもの楽天証券(連携できるマネーブリッジは子どもの口座では使えない)
    ・子どもの楽天証券→子どものジュニアNISA口座(自動設定の項目がみあたらず)

    解決策としては現状、こんな感じです。

    ・余裕資金を手動であらかじめ入れておく
    ・楽天証券に問い合わせて要望をつたえる

    どうも全自動での入金は難しそうです。

    きみさんが「ジュニアNISA」の活用を工夫していて、勇気がでました。
    私もうまくいくよう、考えてみたいと思います。

    なるたく

    by loloinvestors €2018年3月8日 10:03 PM

  • こんにちは

    やはり、ジュニアNISAは自動で資金移動ができないため手動でやらなければならず、手間ですよね

    誉められて照れました(*^^*)

    あと、すいません。フライングでリンクさせていただきました。
    よかったら相互お願いいたします

    by やなぎ €2018年3月12日 3:55 PM

  • やなぎさん

    コメントをきっかけにかなり調べましたが、資金移動は手動になるみたいですね。
    ジュニアNISAは余裕資金でタイミングで投入していこうと思います。
    ジュニアNISA口座に事前に置いておける元手があればいいのですが。笑

    相互リンクの申し出、ありがとうございます。
    リンクしました。今後ともよろしくお願いします。

    なるたく

    by loloinvestors €2018年3月12日 9:23 PM

down

コメントする




日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

積立投資の基本

積立投資のはじめかた

積立投資の手法

プロフィール

なるたく

なるたく

40代会社員です。2012年からインデックスファンドで積立投資を続けています。「はじめての人にもわかりやすく」をモットーに、シンプルな積立投資の方法と経験を書くことで誰かのお役に立てないかと思い、ブログをはじめました。札幌市在住。



sponsored link

アーカイブ