2021/08/13
楽天証券がロボ・アドバイザーを用いたサービスをこの夏から導入するそうです。昨日の日経新聞で報道されています。
楽天証券から公式にプレスリリースもでています。詳細はまだわかりませんが、サービスの概要を確認してみます。
「投資運用業及び投資助言・代理業の登録完了 ロボ・アドバイザーを使ったラップサービス“楽ラップ”“を開始(公式プレス)」
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楽天証券のロボ・アドバイザーとは
新聞記事によれば、質問に答えるとインターネット上でポートフォリオを作成し、具体的な金融商品も提案するサービスになるようです。
ネットでリスク許容度や投資期間などを質問。その上で同社が扱う2千本強の投資信託を対象に投資家ごとに適した資産配分を提案・運用する。
営業員を通じて顧客データを入力した後、ロボ・アドが世界中の上場投信(ETF)から顧客に合った組み合わせを判断する。手数料や最低投資単位などは今後詰める。
プレスリリースには、「インターネット上で15 問前後の選択式の質問に答えることで、ライフプランや投資ニーズに合った資産配分を提案する診断プロセスを採用する」と書かれています。
利用するうえでのコストは?
コストも未定のようですが、新聞記事には年率1%を下回る業界最低水準を目指すとあります。
対面型金融機関の場合、ラップ口座の手数料は年率2~3%程度が主流。楽天証券は営業員の役割をロボ・アドに置き換えてコストを下げ、同1%を下回る業界最低水準を目指す。資金が豊富でない若年層も利用しやすいよう最低投資単位を10万円と小口に設定する。
楽天証券のロボ・アドバイザーは、ラップサービスとして提供されるようです。
「楽天証券ラップサービス(愛称:楽ラップ)」 という名称をみて、少しの不安も感じていないというとウソになりますが、今後の展開に期待したいと思います。
日本でもロボ・アドバイザーが本格化するか
日経マネー2016年5月号でバートン・マルキール教授がロボ・アドバイザーの未来を予言しています。この日経マネーの記事でロボ・アドバイザーに興味を持ったところです。
同教授は、時間はかかるだろうが数十年後には確実に、ITがファイナンシャルアドバイザーの役割を担い、資産運用も同時に行うと指摘しています。
ロボ・アドバイザーと聞くと、どうもアイキャッチ画像のようなイメージを想像してしまいますが、長い目でみれば、日本でもロボ・アドバイザーが本格化するのかもしれません。
こうなってくると、本家アメリカでのロボ・アドバイザーというものはどんなものなのか、あらためて興味がでてきました。
楽天証券さんには、いいサービスになるよう頑張ってほしいです。
楽天証券でサービスがスタートしました(追記)
楽天証券のロボ・アドバイザーが2016年7月2日からスタートしました。
資産配分の無料診断は誰でも体験することができます。試してみましたが、なかなかよくできていると思います。