2020/03/16

イオン銀行が条件達成毎にサービスを優遇する「イオン銀行Myステージ」の条件を変更することを発表しました。
新制度は2019年4月からスタートになります。
最高位のプラチナステージ達成で普通預金金利が0.15%になります。そこで、イオン銀行でプラチナステージを攻略する方法について考えてみました。
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イオン銀行Myステージとは
「イオン銀行Myステージ」というのは、イオン銀行の対象取引の利用に応じて「イオン銀行スコア」が貯まり、決定したステージごとの特典を受けられるサービスのことです。
ステージに応じて、他行ATM無料出金回数、他行宛振込手数料、普通預金金利の優遇があります。
これまでも普通預金金利が高かったので、イオンの利用者には人気があります。
イオン銀行がMyステージの得点内容を変更
これが2019年4月からイオン銀行のMyステージが変更になります。
プラチナステージで金利0.15%
プラチナステージなら普通預金金利が0.150%、ゴールドステージなら普通預金金利が0.100%と普通預金が高金利です。
低金利の時代に普通預金金利が常時0.150%は、他社ではほとんど見当たりませんので、これは大きな魅力になります。
ゴールドステージなら100点以上、プラチナステージを達成するためには150点以上が必要になります。
シルバーとブロンズの金利は改悪
他方、シルバーステージ、ブロンズステージの金利は改悪になっています。
以前はシルバーステージで0.1%の金利でしたが、今回の変更でシルバーステージは金利0.05%となりました。イオン銀行は優良顧客のみを優遇する方向に舵をきる形に変更したことになります。
こうなると、すでにイオン銀行を利用してきた方は、ゴールドステージ以上を達成したいという方も多いと思います。
イオン銀行でプラチナステージを攻略する方法
イオン銀行のランクサービスをみるとわかりますが、下記の一覧のサービスのなかから条件を満たす必要があります。
- イオンカードセレクトの契約:10点
- イオンゴールドセレクトカードの契約:30点
- イオンカードのイオン銀行からの引落:10点~100点
- WAONの利用がある:10点~100点
- WAONのオートチャージの利用:10点
- 積立定期預金の口座振替:10点
- 投資信託の残高がある:10点~100点
- 投資信託自動積立の口座振替:10点
- 外貨預金残高がある:10点~100点
- 外貨普通預金積立の口座振替:10点
- NISA口座の開設:30点
- iDeCo掛金の口座振替:30点
- カードローンの契約:10点
- 無担保ローンの残高あり:30点
- 住宅ローンの残高あり:30点
- インターネットバンキングの登録:30点
- 給与振込の受取り:30点
- 公的年金の受取り:30点
プラチナステージ達成のためには150点が必要です。プラチナステージに到達するにはどうしたらいいか、少し考えてみました。
ノーリスクで40点
まずノーリスクで達成できるのが、インターネットバンキング登録(30点)、WAONオートチャージの利用(10点)です。
これで40点を獲得できます。
イオンゴールドカードセレクトで40点
イオン銀行でプラチナステージを攻略するなら、まずはイオンカードセレクトを利用するのが有効でしょう。
イオンカードセレクトの契約で10点、イオンゴールドセレクトカードの契約で30点で、計40点です。
イオンゴールドセレクトカードは年会費無料のゴールドカードですが、招待制になっています。
招待の条件は、イオンカードセレクト利用者で年間100万円以上の利用が招待の条件です。無料のゴールドカードで、イオンラウンジや羽田空港ラウンジも利用できますので、普段からイオンを利用する人には利用価値があります。
イオンゴールドセレクトカードの契約すれば40点が付与され、計80点です。ただ、これでもゴールドステージにもまだ到達しません。
「つみたてNISA」で50点
「つみたてNISA」を開始していない方はイオン銀行で「つみたてNISA」をスタートすると50点が付与されます。
つみたてNISA口座開設(30点)、投信自動積立の口座振替(10点)、投資信託時価1円以上(10点)で計50点になります。
「つみたてNISA」というのは、年間40万円まで20年間利用できて、利益の部分が非課税になる制度です。
投資の勉強を少しずつはじめるといいと思いますが、「つみたてNISA」なら少額から利用できますので、これが使いやすい得点アップの方法だと思います。
イオン銀行なら毎月1,000円の積立から利用できます。
ちなみに、レオス・キャピタルワークスの「ひふみプラス」は、イオン銀行では特定口座だと購入手数料がかかりますが、「つみたてNISA」ならノーロード(無料)です。
これで計130点で、ゴールドステージ達成です。
「つみたてNISA」をはじめて知った…という方は、少しずつ制度を理解するといい制度だということがわかると思います。金融庁が、はじめての人でも取り組みやすい制度になっています。
利用金額、給与振込、iDeCoのどれかでプラチナステージを達成する
この他の方法としては、次の3つの方法を活用することが考えられます。
1つは、買い物での得点獲得です。
WAONの利用金額(10〜100点)、イオンカード利用代金引き落とし(10〜100点)の付与がありますので、これでプラチナステージを達成するように継続的に買い物で利用するのがひとつの方法です。
イオンカードを使ってWAONをオートチャージして、WAONで支払えば多く得点がたまります。
毎日の食材をイオンで購入する方は、買い物での利用でプラチナステージを達成できると思います。
2つめは、給与振込口座の指定です。
給与振込口座にイオン銀行を指定することでも30点です。
給与振込口座が指定されている会社もありますが、振込口座が自由であればイオン銀行を指定することでプラチナステージを達成できますね。
3つめは、iDeCoの利用です。
イオン銀行iDeCoの掛金口座振替を利用すると30点なります。
iDeCoというのは、かんたんにいえば、現役時代に積み立てをして60歳以降に引き出せる”自分年金“のことです。所得税控除があるので、大きな節税メリットがあります。
イオン銀行のiDeCoは金融機関の口座管理手数料は無料ですし、ラインアップも「たわらノーロード」シリーズを中心に低コスト商品を取り入れています。レオス・キャピタルワークスの「ひふみ年金」もラインアップに入っています。
店舗のある金融機関としては、じつは頑張っているのがイオン銀行のiDeCoです。
iDeCoを利用すればプラチナステージの達成がかなり近づくと思います。
他の選択肢は慎重に
普通預金金利のために浪費をするのは本末転倒な感じもあります。
カードローンや外貨預金の選択肢もありますが、損をする可能性も高いので慎重に判断したほうがいいと思います。
詳しい達成基準はリンク先を確認してみてください。
イオン銀行のプラチナステージの達成は、結構ハードルが高くなっています。
どうしてもプラチナステージを達成したいという方は目指すのがいいかもしれませんが、無理をせずにゴールドステージで満足するというのもひとつかもしれませんね。
投資の勉強をしながらプラチナステージを達成する
イオン銀行の普通預金金利に目をつける方は、お金に対する関心度が高い方だと思います。
「つみたてNISA」や「iDeCo」をまだスタートしていないという方は、ひとつのきっかけになるかもしれません。
イオンをよく利用する方は、イオン銀行を利用することで相乗効果があります。
投資の勉強をしつつ、プラチナステージを達成したいですね。
以上、イオン銀行でプラチナステージを攻略する方法。条件達成で普通預金金利0.15%…という話題でした。
参考リンク:
イオン銀行のiDeCoは23商品、元本確保型1商品の24商品です。低コスト商品もありますが、高コスト商品も含まれていますので、商品ラインアップについてはよく確認して利用しましょう。
iDeCoについてはいい本がたくさん出ています。iDeCoで資産形成を考えるなら本で学んでおきたいですね。
「つみたてNISA」をどう活用したらいいかわからない…という方も本を1冊読んでみると、わかってくると思います。今では良質な本がたくさんでています。