2020/03/16

2017年の積立投資をめぐる状況はどうなるでしょうか。
新年にある新聞の特集記事と同じように、今年のトレンドを大胆に予測してみたいと思います。
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7つの今年のトレンド予測
iDeCoの広告開始で認知度向上
個人型確定拠出年金(iDeCo)の広告やテレビCMがはじまり、少しずつiDeCoの認知度が高まるでしょう。
iDeCoのことを理解している人は現時点ではおそらく少数ですが、今年の年末には少しは状況が改善していると思われます。
ただ2017年の1年で加入者が劇的に増加するかというと、それはどうでしょうか。様子見の人も多く、2017年は低調な出足になるのではないかと予想します。
iDeCoが普通になるのは、もう少し時間が必要かもしれないというのが私の予測です。
iDeCoで投資教育が盛んに
現役世代であれば原則として誰でもiDeCoに加入できるようになりましたので、今年は各地で投資教育が行われることになるでしょう。
とはいえ、地雷となる金融機関や商品が依然として多いのが現状です。地雷の金融機関を選ばないようにすることが資産形成の一歩です。
また、iDeCoの利用者のうち、どれくらいの人がリスク資産に資産を振り分けることができるでしょうか。
インデックスファンドを使って資産配分を考えることは、それなりの知識が必要です。低コストのインデックスファンドを使って資産形成ができる人が、もっと増えるといいと思います。
おつりで投資がトレンドに
おつりで投資できる仕組みを、ウェルスナビ×SBIホールディングスの共同開発で、2017年春から住信SBIネット銀行の利用者向けにサービス開始予定です。
おつりが自動的に貯蓄から投資に回る仕組みです。クレジットカードや電子マネーで買い物をしたときに出る「おつり」にあたる少額のお金を株式や債券に投資します。
この「おつりで投資」、私は案外流行するのではないかと思っています。
ロボアドバイザーが二極化
2016年はロボアドバイザー元年という年でしたが、優秀なロボアドバイザーが登場すれば、投資の味方になります。
アップデートされて、ロボアドバイザーが優秀になっていくと思われます。どんな展開になるのか楽しみです。その一方で、高コストのラップ口座などを勧めるロボアドバイザーもあるようですね。
今年1年で、良いロボアドバイザーと悪いロボアドバイザーとで、ロボアドバイザーは二極化しそうです。
悪いロボアドバイザー(ボロアドバイザー)のどこが悪いのか、このブログでもそんな記事も書いてみたいと思っています。
信託報酬引き下げ競争は次の局面に
希望的観測も入っていますが、インデックスファンドの信託報酬引き下げ競争は、次の局面に入る可能性があります。
アセットマネジメントOneの「たわらノーロード」シリーズが信託報酬の引き下げを発表するのではないかという噂もあります。
ぜひ実現してほしいと思いますし、もしこれが実現すれば「たわらノーロード」シリーズの地位も向上します。
FOYのファンドが入れ替わりへ
1月に「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2016」(FOY)の発表があります。
FOYのファンドトップ10のうち、意外な顔ぶれに驚きの声が上がるのではないかと予想しますが、どうでしょうか。
「ニッセイ外国株式インデックスファンド」がトップを死守するのかも注目の点です。
トランプ政治で相場が不安定になる可能性も
2016年は、今振り返ってみると結果として比較的平穏な相場でした。
私の予想では、2017年のほうが2016年より荒れた相場になるのではないかと勝手に予想しています。
トランプ政治で相場が不安定に、と報道される場面は1年のうちにでてくるでしょう。
今年は大きな下落相場もありそうな予感もします。リスク許容度を見極めるいい機会になるかもしれません。
下落相場で困らないよう、今年も引き続きリスク管理を徹底したいですね。
投資のすそ野が広がる1年に
ここまで7つほどトレンド予測を紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
2017年は、「iDeCo」と「おつり投資」で、前年以上に投資に興味を持つ人が増えるのではないかという感じがしています。
積立投資のすそ野が広がる1年になるといいですね。
以上、2017年の積立投資のトレンド予測!今年は「iDeCo」と「おつり投資」で、投資業界が盛り上がりそうです…という話題でした。